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JN「ここはね、ホストバーってとこ。俺の名前はキム・ソクジン。ジンヒョンって呼んでくれてもいいよ。」
?1「……。」
JN「ここのNo.1の選手なんだ。凄いでしょ。なんてったって俺はイケメンだから。」
?1「……。」
JN「んで、このこわーい顔したお兄さんがミン・ユンギ。ここのオーナーだよ。俺より年下なんだけど生意気でね。でもそこが可愛いの。」
?1「……。」
JN「それから、あっちでお仲間の怪我の手当をしているのがイ・A。この店のNo.3だよ。可愛い顔してるでしょ?もう俺もメロメロ。いいなー俺も手当してもらいたい!Aに心臓を撃たれっぱなしだから!」
「ジ、ジンヒョン……」
さっきから、なに聞かされてるの。
俺に質問責めどころか、自己紹介している。
その、オーナー、が足を揺さぶりながらイライラしてるのわかんないのかな……
JN「さあ、俺たちの自己紹介は終わったよ。君たちの名前は?」
?1「……。」
チラリ、とジミナを見る。
イ・Aってやつに手当されて、頬をタオルで拭かれている。
なのに大人しい。
イ・A、のこと、信用したの……?
「ん、汚れとれたよ。顔上げてごらん……うん、綺麗な目だ。髪の毛切った方がいいんじゃないかなぁ。」
髪の毛に触れる。
そのまま耳にかけた。
やっと、ジミナの顔を見れた。
虚ろな目をしているけど、ジミナは抵抗しない。
どうして……?
JN「お仲間はAに心を開いたみたいだよ。」
う、うそだ……俺たちはあの日決めたんだ。
信じるのはお互いだけ。
他人を頼っちゃいけないって。
JN「名乗ってくれたら警察に突き出さない。裏のゴミ箱を片付けて出ていってくれたら解放するよ。」
YG「は?ちょっと、」
JN「いいから。」
オーナーは黙った。
ここの力関係ってどうなってんの……?
でも、これが本当なら……いやいや、でも、
「うーん、君もだいぶ汚れているね。」
?1「……っ!」
イ・Aの顔が目の前に現れた。
な、なんだこの人……
「お風呂入りたいでしょ?」
コソコソっと話すように言う。
「ご飯もたらふく食べたいでしょ?」
耳元まで近づいてきた。
いつの間に……!
「おにぎり、美味しかった?」
おに、ぎり……?
?1「……あっ!」
「おお、喋った。」
この人、この前川の前でぼーっとしてた、ちっさいか弱そうな女みたいな人だ!
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亜李須(プロフ) - 最高すぎます!面白いです! (2021年3月4日 1時) (レス) id: 99d7320faf (このIDを非表示/違反報告)
そらた(プロフ) - 見たことない作者名でしたが読み始めてまるで宝石の原石を見つけたかと思いました…応援してます…! (2021年3月3日 23時) (レス) id: e9a6285ecd (このIDを非表示/違反報告)
ニートルズ。 - すっごい面白いです!頑張ってください! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
無属性(プロフ) - 好きです!応援します!ファイトです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: ff5b7840d3 (このIDを非表示/違反報告)
きよ - おおおおおおおおおおおおおおおおおおおもしろいです!更新ファイトです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: dec5fc1270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アザラシ | 作成日時:2021年3月2日 21時