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・JN
キョトンとした顔で首を傾げるA。
「な、なんですかこれ……」
JN「対面座位だよ。」
「たい…めん、ざい、?」
あー、変な言葉教えちゃった。
まあいっか。
「んぅっ、」
目線が上になってたから、下からすくいあげるようにキスをする。
目を開けたまんま。
至近距離で目が合ってる……かわいい、しかもビックリしてるから目がまん丸。
それとこの子は気づいてないかもしれないけど、俺が見てきた男の中でいっちばん色気がある。
底なしの色気。
ムンムン。
男も女も関係なく惹き込まれる、色気。
「っぷはっ、、、な、なに、して、」
JN「Aが可愛いからだよ?」
「か、かかかかかわ、」
またすぐに顔を赤くするんだから。
頬を撫でてやると、くすぐったそうに片目を閉じる。
こういうことを天然でしちゃうA。
猫っぽい……なぁ……
YG「ねぇ。」
げ。
「ぉわっ、」
YG「店の中で盛んないでくださいよ……」
Aを軽々持ち上げて立たせるユンギ。
めちゃめちゃ睨まれてんなぁ……。
YG「指名入ったんで。VIP席。」
それだけ言って事務室に戻っていく。
怖い。
「……?オーナー、機嫌悪いですね。」
JN「仕事でヘマしたんじゃない。」
「オーナーがそんなことしませんよ。」
JN「ん、早く行こ。」
気遣いと鈍感って共存できるんだね。
俺はこんなにAにちょっかいかけてるのに気づかないもんなんだね。
VIPルームに向かう。
そこは完全個室で、余程のお金をかけないと入れないらしい。
俺たちを拘束できる時間は普通の時間なら30分だけど、このVIPルームは1時間半。
Aが扉をノックする。
「失礼します。」
JN「失礼しま……す、」
男。
マジか。
しかも2人。
でかい客って、まんまそうだったのか。
「今日はよろしくお願いします!Aです。」
JN「お願いします。ソクジンです。」
男だったのか、の表情は一切見せていないけど、客は一瞬でAに惹き付けられたと思う。
目がギラってした。
ちょっとやばそうだな。
男1「やぁ……Aくん、とソクジンくんだっけ。」
「はい!」
男2「Aくん可愛いね。いくつ?」
「僕は24歳です。」
俺はついで、って感じだ。
ちょっとムカつく。
二人はどのくらいの歳だろう。
見た目は50代っぽいけどな。
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亜李須(プロフ) - 最高すぎます!面白いです! (2021年3月4日 1時) (レス) id: 99d7320faf (このIDを非表示/違反報告)
そらた(プロフ) - 見たことない作者名でしたが読み始めてまるで宝石の原石を見つけたかと思いました…応援してます…! (2021年3月3日 23時) (レス) id: e9a6285ecd (このIDを非表示/違反報告)
ニートルズ。 - すっごい面白いです!頑張ってください! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
無属性(プロフ) - 好きです!応援します!ファイトです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: ff5b7840d3 (このIDを非表示/違反報告)
きよ - おおおおおおおおおおおおおおおおおおおもしろいです!更新ファイトです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: dec5fc1270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アザラシ | 作成日時:2021年3月2日 21時