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・JM
「うん、かわいい。似合うと思ったんだぁ……」
いつどのタイミングで買っていたのか分からないけど、お揃いの服とかよりもっと恥ずかしい。
さっき恥ずかしさ捨てるとか言ったけど、それとこれとは別な恥ずかしさ!
なんでテヒョンイはノリノリなの?
TH「俺は……虎?」
「うん。テヒョンイっぽいなって。」
TH「がおー」
「うふ、ぐへへ、」
ちょっとだけきもちわるい笑い方。
ううん、そんなことない、すきだ。
テヒョンイの頭を撫でてる。
いいなぁ……僕も撫でられたい。
その笑顔のまま僕を見たAさん。
「ジミナはヒヨコ!」
こ、ここで僕も、鳴き真似を……!
ヒヨコってどんな鳴き方するっけ。
えっと、えっと……ぴよぴよとか?
JM「………………っぴ、」
「あーーー!」
Aさんが調理場の方向を見て叫んだ。
僕の勇気を返してよ……。
「やばいやばい、お湯が……っ!キッチンが!」
薄暗い……キッチンにモクモクと湯気が立っていた。
慌ててスイッチを消しに行ったみたい。
「わーん、零れた……」
お湯が沸騰して零れたみたい。
拭くものいるかな。
タオルどこだろう。
TH「これで、拭きますか、」
「それは服だよテヒョンイ。」
おバカ。
結局Aさんが自分で床を拭いていた。
僕はこの家のどこに何があるか分からない。
教えて欲しいな。
そうしたら、お手伝い出来ると思うんだ。
「はい、お茶。まだ沸騰したばかりで熱いからもうちょっとまってて。」
お茶を沸かしていたのか。
僕とテヒョンイは机の上でじっとコップにつがれたお茶を眺める。
湯気が立っていてほんとに熱そう。
キッチンにはAさんが立っていて、どうやら晩御飯を作ってくれてるみたいだった。
なにかな。
楽しみ。
TH「……っっっあっっっち!!!」
JM「テヒョンイ……!?」
「あー、なにしてんの!」
怒られる。
テヒョンイ、馬鹿。
熱いから待っててって言われたばかりなのに。
Aさんがこっちに歩いてきた。
怒られる、叩かれる、テヒョンイが……っ、僕も?
僕も、叩かれる……っ?
「熱いから待っててって言ったでしょ。どうして飲んじゃったの。」
TH「ご、ごめんなさ……」
「べ、ってして。」
Aさんの舌がちらりと見えた。
当たり前だけど、ピンク色だ。
テヒョンイはビクビクしながら舌をだした。
舌、ちょんぎられる……!!
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亜李須(プロフ) - 最高すぎます!面白いです! (2021年3月4日 1時) (レス) id: 99d7320faf (このIDを非表示/違反報告)
そらた(プロフ) - 見たことない作者名でしたが読み始めてまるで宝石の原石を見つけたかと思いました…応援してます…! (2021年3月3日 23時) (レス) id: e9a6285ecd (このIDを非表示/違反報告)
ニートルズ。 - すっごい面白いです!頑張ってください! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
無属性(プロフ) - 好きです!応援します!ファイトです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: ff5b7840d3 (このIDを非表示/違反報告)
きよ - おおおおおおおおおおおおおおおおおおおもしろいです!更新ファイトです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: dec5fc1270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アザラシ | 作成日時:2021年3月2日 21時