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･JM
Aさんの小さな体に僕らの顔が埋まる。
あぁ、いい匂いだ。
この胸がじーんとするのって、Aさんが僕らのことを愛してくれてるから？
なぜ？
出会ったばかりの僕らを？
｢深く考えなくていいよ。ただ僕に愛されてればいい。｣
そんな、甘い話……
｢心に余裕が出来たら、さ、ついでに……僕のことも好きになってよ。｣
……そんなの、とっくに好きだよ。
TH｢すき。｣
あ、テヒョンイ……
JM｢ぼ、僕も、すき。｣
｢ふふ、よかった。｣
ぎゅうっと腕に力を込めるAさん。
ちょっと首が苦しかったけど、我慢出来る。
もっともっと、ぎゅってして。
｢……さぁ！｣
解放された。
｢お風呂、入ろう。｣
僕も、恥じらいは捨てて服を脱ぐことにした。
こんな恥じらい持ってても意味無い。
Aさんに愛されるなら、僕はなんだってする。
心地がいいし、心があったかくなるし、良い気分になる。
｢はぁ……やっぱ狭いね。｣
なにを、今更。
湯船にギュウギュウに詰め込まれた男3人。
狭すぎてお互いの体が当たりまくってる。
でも、こんなに人と密着することなかったし新鮮。
湯船っていいなぁ、初めてだ。
テヒョンイもお湯をちゃぷちゃぷさせて遊んでる。
｢なんだか久しぶりだなあ……誰かとお風呂に入るの。｣
前は誰と入ったんだろ。
気になる……でも、聞いていいのかな。
わかんないままでも、別に、いっか……
｢どう？お風呂、気持ちいい？｣
髪をかきあげながら言う。
Aさんの綺麗な髪の先から水滴がポタリ、と落ちた。
思わず目で追ってしまう。
お湯に輪っかができた。
JM｢きもちいい……｣
TH｢おもしろい……、｣
｢ふふ、そっかそっか。｣
キュッと目にシワを寄せて笑うAさん。
お湯の熱で体温が上がって、唇真っ赤で頬もピンク色だ。
なんだか……うーん、こう、なんとも言えないけど……変な気持ちになる。
｢そろそろ上がろうか。のぼせちゃう。｣
TH｢うんっ、｣
JM｢……｣
僕の体温も上がっている。
ぼーっとするし、気のせいかも。
多分僕はのぼせてるんだと思う。
お風呂からあがると、Aさんが嬉々としてパジャマを持ってくる。
Aさんのパジャマ姿、初めて見た。
ゆるっとしたモコモコのパジャマだ。
それで、僕らに渡されたのは……
TH｢しっぽついてる。｣
｢うん！可愛いでしょ！｣
しっぽとフード耳付きのモコモコパジャマだった。
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亜李須(プロフ) - 最高すぎます！面白いです！ (2021年3月4日 1時) (
レス) id: 99d7320faf (このIDを非表示/違反報告)
そらた(プロフ) - 見たことない作者名でしたが読み始めてまるで宝石の原石を見つけたかと思いました…応援してます…！ (2021年3月3日 23時) (レス) id: e9a6285ecd (このIDを非表示/違反報告)
ﾆｰﾄﾙｽﾞ｡ - すっごい面白いです！頑張ってください！ (2021年3月3日 21時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
無属性(プロフ) - 好きです！応援します！ファイトです！ (2021年3月3日 1時) (レス) id: ff5b7840d3 (このIDを非表示/違反報告)
きよ - おおおおおおおおおおおおおおおおおおおもしろいです！更新ファイトです！ (2021年3月3日 1時) (レス) id: dec5fc1270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アザラシ | 作成日時：2021年3月2日 21時
