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・JN
決めた。
俺も頭をぶっ壊そう。
JN「家出少年たちが、Aのボロアパートの前で倒れてた。」
「……?ぼ、ボロアパートって」
JN「冬だし寒そうだし家に入れてあげた。そしたら懐いた。3人は友達になった。いいか、友達っていうのが大事だ。他人じゃダメだ。犯罪になる。そして入り浸るようになった。家に帰りたくないってくらい。親は捜索願を出しているのか?そんな連絡や情報は一切ない。」
「さっきから、何言って……」
JN「この2人の保護者に捜索願を出されて、警察がAの家に尋ねてきた時に言うシナリオを考えてるんだよ!」
俺、共犯で捕まる?
もういいや、この際。
JN「いいか、A。今からしようとしてることは、犯罪なんだよ。家出少年の保護は勝手にしちゃいけない。」
「わ、分かってる……」
JN「養うなんて言語道断。ありえない話だ。だけどAはやろうとしてる。んで、そんなAを愛している俺はその話にノる。」
「愛して、る……?」
そうだよ、ずっとずっと愛してるんだよ!!
こんなにキレ気味に言うとは思ってなかったよ!
JN「ジミン少年、テヒョン少年。2人に問う。君らの保護者は誰だ?」
TH「……」
JM「……」
JN「答え次第じゃ、俺たちは犯罪者だ。」
どの道、犯罪だけど。
脅しをするようで悪いね、でもこれは俺にとって一番大切なAの事なんだ。
はあ、吐け!
君たちはどこから来たんだ!
JM「……僕らは、」
どこから……?
JM「親が、いなくて、」
「……。」
JM「施設で、育ちました……」
やっぱり、そうか。
TH「すごく、怖くて、ヤバいとこ、だから……」
JM「にげて、きた。」
すごく怖くてやばいとこだって……?
逃げてきた……?
YG「もしかして、ここか。」
JN「うわっっ!!」
また急に後ろから出てくるユンギ。
ここかって……?
ユンギの手には1枚の紙。
そこには少年保護施設のホームページみたいなの。
簡素で、施設の外観一枚。
詳細が書かれてなくて、ただNEW、とお知らせの通知マークの欄にこう書かれていた……
YG「"お知らせ。17歳2人の少年が施設を抜け出した。見つけ次第、保護をしてください。警察関係者への通報は避け、この施設まで送り届けて下さい。"だってさ。」
なんだこれ……てか、
JN「……こんな違法なこと書いてるホームページ、どうやって見つけたんだ、ユンギ。」
ユンギはニヤッと怖い笑顔を向ける。
あ、やっぱ、答えなくていい。
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亜李須(プロフ) - 最高すぎます!面白いです! (2021年3月4日 1時) (レス) id: 99d7320faf (このIDを非表示/違反報告)
そらた(プロフ) - 見たことない作者名でしたが読み始めてまるで宝石の原石を見つけたかと思いました…応援してます…! (2021年3月3日 23時) (レス) id: e9a6285ecd (このIDを非表示/違反報告)
ニートルズ。 - すっごい面白いです!頑張ってください! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
無属性(プロフ) - 好きです!応援します!ファイトです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: ff5b7840d3 (このIDを非表示/違反報告)
きよ - おおおおおおおおおおおおおおおおおおおもしろいです!更新ファイトです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: dec5fc1270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アザラシ | 作成日時:2021年3月2日 21時