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ページ15

・JN



「ほら、これ!厨房の人から貰った!」


少年ら2人の前に出されるのは、湯気のたったラーメン。

多分、インスタントに野菜や肉を乗っけたものだ。

メニューにはないから厨房さんのオリジナル?


TH「……」

JM「……」


受け取って、なにも言わずにがっついて食べる。

お腹すいてたんだろうな。


「あ、こら。」


Aのその声にビックリして麺を加えたままAの顔を伺う。

怯えるような顔をして、Aを見る。

Aのことを信用してるのかしてないのか、よくわかんない。


「いただきますって、言わなきゃ。」


もう親みたいな顔してる。

もう、ってなに。

俺は反対だからね。

養うって、意味わからない。


TH「いただきます、」

JM「……?いただきます、」


ん?

いただきますの意味が分かってないのか?

テヒョン少年はただ目の前のものが食べたくて言いなりになってる感じがする

ジミン少年は顔をしかめて、この言葉の意味を理解しようとしている。

そんな感じ?


「いただきますって言うのはね、ご飯を作ってくれた人やこの野菜を育てた人とか牛を育てた人とか牛とか関わった人や動物ぜんぶに感謝するってことなんだよ。」


うん。

いい子。


TH「……いただきます。」

JM「……いただきます。」


もう一度そう言ってからガツガツ食べ始めた。


なるほどね。

一般教養は抜けているのか。

家庭環境の良くない少年たち?

でも2人は兄弟じゃない。


「おお、はや。食べ終わったら、ごちそうさまでした、だよ。意味はさっきと変わらないよ。」

TH「ごちそう、さまでした……」

JM「ごちそうさまでした、」

「ん、えらいね。」


この子たちはどこから来たんだ。

Aはなにか気づいているのか?


「水、どうぞ。」

TH「……」

JM「……」

「ありがとう、だよ。なにかしてもらったら、ありがとう。」

TH「……ありがとう。」

JM「ありがとう……」


Aの目はとっても優しい。

俺もこの瞳が好きで、Aのこと好きになった。

守ってあげたくなるんだ。


「じゃあ、シャワー浴びよう。」

TH「水……?」

JM「……。」

「怖い?」


Aにそう聞かれてふるふると首を振る。

多分、怖いんだ。

なぜ水が怖いんだろう。


「この店のシャワーあったかいよ。僕も一緒に浴びるから心配しないで。」

JN「俺も行く。」


Aの裸を見たい一心で言ってしまった。


「ジンヒョンはダメです。」


ちぇっ。

温水→←・



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亜李須(プロフ) - 最高すぎます!面白いです! (2021年3月4日 1時) (レス) id: 99d7320faf (このIDを非表示/違反報告)
そらた(プロフ) - 見たことない作者名でしたが読み始めてまるで宝石の原石を見つけたかと思いました…応援してます…! (2021年3月3日 23時) (レス) id: e9a6285ecd (このIDを非表示/違反報告)
ニートルズ。 - すっごい面白いです!頑張ってください! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
無属性(プロフ) - 好きです!応援します!ファイトです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: ff5b7840d3 (このIDを非表示/違反報告)
きよ - おおおおおおおおおおおおおおおおおおおもしろいです!更新ファイトです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: dec5fc1270 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アザラシ | 作成日時:2021年3月2日 21時

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