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ページ14

・JN



なにがどうなってそうなったんだ。

4年間ずっと一緒にいたけど急に分からない。

A、今、何を見てるの?

何を考えてるの?


「僕が、やしな、います!」

YG「……。」

「お、お金なら、ある!」


確かに、うちのNo.3だしお金ならある。

加えてAは年収に見合わないボロアパートに住んでいる。

生活も質素だし、貯金額は俺よりあると思う。

だけど!


JN「冷静になって、A。一体何がどうなったらこの子たちをAが養うことになるんだ。」

「ここで働いても、犯罪だ。オーナーの罪になる。」

JN「ユンギもそれを承知して提案したんだそうだろ?情けってやつだろ?」


ユンギを見ると知らんぷりして、そっぽを向いてる。

なあああ!!

ほんと、お前もお前で、突拍子もないし勝手だし!

明言したくないって感じだ。

はあ、もう。

正常な判断が出来るやつが他に居ないのか?


HS「……どうしたの、これ。」


ホソガァァァ!

救世主だ!!


「僕、この子たちを、養います!」

JN「まてまて、A」

「ねえ、テヒョンくん、ジミンくん、一緒に来るよね?僕の家、行くよね?」


Aの勢いに頷く2人。

簡単に頷いちゃダメだって!

ホソガも何がなんやら分からないって感じで傍にあった冷蔵庫からアイスを食べ出す。

それをじっと見つめるテヒョン少年とジミン少年。


HS「あ……食べる?」

TH「……っ、」

JM「たべ、たい……です。」


ホソガァァァ!

最後の希望だったホソガは2人にアイスを渡してから指名が入ったみたいで行ってしまった。

あー……もう、どうすればいいの俺。


TH「……、」

JM「おいし、……」


ちょっと、可愛いな。


「お腹すいてるよね。とりあえず、ご飯食べよう。」


Aが立ち上がって厨房に向かう。

ユンギはさっきから、何も喋らない。

オーナー、しっかりしてくれ。


YG「お前たちは営業終了までここにいろ。」

TH「……、は、はい」

JM「……わか、りました…」

YG「ん。」


ほ、微笑んだ。

驚く少年たち。

俺もびっくりしてるよ?


JN「ちょっと、どこいくのユンギ!」

YG「フロアです。仕事をしに行きます。」

JN「俺どうすればいいの!」

YG「仕事してください。」


そういう事じゃなくて!

この状況どうすればいいのっ!!

3人だけになったこの空間。

気まずい。


TH「……」


棒アイスの棒をガジガジ噛むテヒョン少年。

俺はひとまず、その棒を彼の手から受け取った。

・→←救世主



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亜李須(プロフ) - 最高すぎます!面白いです! (2021年3月4日 1時) (レス) id: 99d7320faf (このIDを非表示/違反報告)
そらた(プロフ) - 見たことない作者名でしたが読み始めてまるで宝石の原石を見つけたかと思いました…応援してます…! (2021年3月3日 23時) (レス) id: e9a6285ecd (このIDを非表示/違反報告)
ニートルズ。 - すっごい面白いです!頑張ってください! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
無属性(プロフ) - 好きです!応援します!ファイトです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: ff5b7840d3 (このIDを非表示/違反報告)
きよ - おおおおおおおおおおおおおおおおおおおもしろいです!更新ファイトです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: dec5fc1270 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アザラシ | 作成日時:2021年3月2日 21時

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