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「…っ」
「…逃げなかったな」
「に、逃げられないよ…」
「嫌だったか？」
「いやじゃ…ない…」
「じゃあもう1回」
佐久間の優しい口付けに自分の心臓が壊れそうになる。
突然の告白の返事を強制されて悩む暇もなかったが、OKしてしまった。
してしまったという言い方はアレなのだが、本当は昔から佐久間が好きだったのだが、絶対私なんかありえない、もし万が一成功があったとしても仲良し組として関係が壊れてしまうのを恐れていたから忘れるため、佐久間よりもいい男を見つける為に恋愛をしていたところもある。
「さ、佐久間…1回離れて」
「嫌か？」
「その聞き方はずるい…」
「ずるくて結構」
「わっ、ちょ、重いから降ろして…ってどこいくの！？」
「ベッド」
「はい！？」
「好きな女を抱くのに10年待ったんだけど」
「だっ…！？」
「これも嫌か？」
「さっきそれはずるいって言ったのに…」
「信じれば大丈夫…じゃなかったっけ？」
「そーだけど！」
「大丈夫。俺はこれから先もずっとAを大事にするよ」
そう言うと、ヘタレなはずの佐久間にそのままベッドに連れていかれて眠れない夜を過ごしたそうな。
翌日改めて佐久間から告白を受けて正式に交際を始めた2人。
後日不動に報告にいくと「やっとかよ」と呆れられつつも祝福してもらえた。
そして他のイナズマジャパンメンバーや他のサッカー仲間には「逆に今まで付き合ってなかったのが驚き」と口々に言われたそう。
そして2人は愛あり、ハプニングありの楽しい毎日を過ごしましたとさ。
めでたしめでたし
fin
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作者名：ぴょん | 作成日時：2023年2月28日 0時
