【ツイステ】帝国兵士と荒野の反逆者-2-【幼女戦記】 (ページ48)

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学校行事のレベルじゃない気がページ48

-コロシアム-
「「「「ワァアアア！！！！」」」」
コロシアムに到着した瞬間から、観客達が挙げたものすごい勢いの歓声が私とゴーストさんを包んだ。

《本当に世界中の人達が楽しみにしている行事なんだ……学校行事のレベルじゃない気もするけど……》
ｺﾞｰｽﾄA「大丈夫かい？」
急に黙り込んでしまった私を気遣ってか、ゴーストさんが声をかけてくれた。

『…えぇ、まぁ……学校行事にしては観客が多いと思って……』
ｺﾞｰｽﾄA「そりゃあそうだよ。ナイトレイブンカレッジは世界的に有名な名門校だし、マジカルシフトの代表選手を数多く輩出している学校でもあるからね。次のスター選手は誰なんだ〜？って世界中が注目する大会のうちのひとつだし、観客も自ずと多くなるよ」
『そういえばこの学校って名門校でしたっけ……忘れてた……』
ｺﾞｰｽﾄA「まぁ……確かに、彼らの素行は名門校とは思えないけどね(汗……でもそれ学園長には絶対言っちゃダメだよ？」
『その学園長もこの学校を名門校であることを忘れさせる原因のひとつなんですけどね』

-その頃の学園長-
学「ﾌﾞｪｯｷｼｭｲ!!!……？」
ﾄﾚｲﾝ「─学園長、聞いてますか？」
学「ぇ？あ〜はい聞いてますよ?!そりゃあもちろんです!ハイ!」
トレイン先生にお説教されている真っ最中でした。

ｺﾞｰｽﾄA「いやぁ、にしても90年ぶりだなぁ。本気のマジフトだなんて……」
『生き返ってしまいそうですか？』
ｺﾞｰｽﾄA「そうだね、あの頃に戻ったような気がするよ」
私とゴーストさんがそんな会話をしていると、私の足元にユリアが擦り寄ってきた。

『あ、ユリア……ごめんね、置いてっちゃって』
ユリア{構いません。私を連れて保健室には行きづらいでしょうし}
『それでも、何も言わずに置いてっちゃったのには変わりないよ……本当にごめんね？』
もふもふとユリアの頭を撫でながら彼女に謝っていると、ゴーストさん(私を呼びに来たゴーストさんとは別のゴーストさん)が交代してほしいと私に話しかけてきた。

『よし……行ってくるね』
ユリア{待ってます！}
しっぽをこれでもかと振り回すユリアに見送られ、私は急ごしらえのエキシビションマッチに参戦した。