【ツイステ】帝国兵士と荒野の反逆者-2-【幼女戦記】 (ページ46)

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特別参加枠という名の大人の事情ページ46

-ユウ side-マジフト場-数十分前-
ｸﾞﾘﾑ「なあなあ、学園長！オレ様たちちゃんと犯人を見つけたんだゾ！コレで約束通り試合に出してくれるんだろーな!?」
ヨハンナが保健室に向かってすぐに、グリムが学園長にご褒美の請求をし始めた。
ﾕｳ《ヨハンナの事は心配じゃないんかい！》
ユリア「ゥワフ……{薄情者め……}」

だけど、学園長の回答は「絶対に無理だと思って、すでにトーナメント表を発表してしまいました。さてどうしましょうか」だった。

ﾕｳ「だと思った……」
ユリア「ワフワフ……{いつもの事ですね……}」
ｸﾞﾘﾑ「ひでぇんだゾ!詐欺なんだゾ!!嘘つきの尻は燃やしてやる！ふな"〜〜〜〜〜っ!!」
さすがにお尻を燃やされるのは嫌なのか、慌てて学園長は打開策を考え出した。

学「そうだ!エキシビションマッチで特別参加枠と言うのはいかがです？トーナメント本戦が始まる前に、余興として行えば問題ありません。きっと目立ちますよぉ〜！」
ｸﾞﾘﾑ「目立つ!?」
さすがに入学して日が経ったからなのか、学園長もグリムの扱い方を心得たからなのか、特別参加枠のエキシビションマッチに出場することが決まってしまった。

ﾕｳ「でも、マジフトは7人必要なんですよね？補填選手はどうするんですか？」
学「補填選手……うーんどうしましょう……それから対戦選手も、教師でチームを急造するしか……」
ｸﾞﾘﾑ「ふなっ!?オメーそれも忘れてたんだゾ!?」

ﾕｳ「何一つ決まってないじゃないですか……」
学「仕方ないじゃないですか!?忙しかったんです!!」
ﾕｳ「あーハイハイ……」
ユリア《後で主様にご報告だな……》
学「あーハイハイ!?ちょっと雑すぎませんか!?」

ｴｰｽ「話は聞かせてもらったぜ」
ﾕｳ「エース？」
ﾃﾞｭｰｽ「その助っ人の件。僕たちが請け負おう」
ﾕｳ「え？本当に!?」
エース曰く「大会のルールに"他のチームに入っちゃいけません"とは書いてない」とのことでエースとデュースが私たちのチームに入ってくれる事になり。

その後、ジャックの「対戦相手はサバナクロー寮が請け負う」との一言で特別参加枠の概要はどんどん決まっていった。

あと選手が2人─いや、3人いれば大会に出られると言うところまで話は進んだものの、他に宛がある訳もなく途方にくれてしまいそうになった。