トラブル吸引体質(主に誘拐犯)持ちの不幸体質少女は、雷門中にて＂おとり捜査＂始めますっ！【イナズマイレブン(無印)】【名探偵コナン】Part2 (ページ9)

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50話ページ9

貴女｢江戸川Aです。皆さん、よろしくお願いしますね｣

ふわりと笑ったAの笑顔に、円堂を除く全てのクラスメイトの頬が赤く染まる。当の本人であるAは気付いてはいないが、こうなる事を察していた教師はコホンと一つ咳払いをし、話を続ける

教師｢豪炎寺くんは前は木戸川清修中学に、江戸川さんはご両親の仕事の関係で海外にいたんだってな｣

貴女／豪炎寺｢｢はい／……はい｣｣

先生｢君たちの席はあの空いてる席のどっちかね。どっちでもいいよ｣

貴女｢私はどちらでも｣

豪炎寺｢……なら、窓際座ってもいいか？｣

貴女｢はい｣

というわけで、豪炎寺が窓際、Aがその隣に座る事になった

貴女｢(木戸川清修って言えば、今の段階では帝国に次ぐサッカーの強豪校。この時期に転入っていう点でも何かありそう……豪炎寺修也、後で調べてみよう)｣

円堂｢(木戸川か……よぉし！)｣

貴女｢(あの様子なら……昼休み辺りに声掛けに行きそうね。そのタイミングで調べに行こ。非常階段辺りなら人気は少ないだろうし、パソコン開いてても見つからないでしょうし……念の為、盗聴器引き出しに入れて会話聴いておくか)｣←

そして昼休み。Aが急いで席を立ち非常階段へと向かったすぐ後、円堂は豪炎寺に声を掛けに行ったようで、イヤホンから会話が聴こえてくる

円堂《豪炎寺、昨日ちゃんと自己紹介してなかったからさ。俺、円堂守！サッカー部のキャプテンやってるんだ。ポジションはキーパー。お前も入らないか？木戸川清修ってサッカーの名門だもんな！どーりであのキック！凄いはずだぜ！！》

豪炎寺《……》

円堂《…ん…何だよ……？》

豪炎寺《サッカーは……もう辞めたんだ………》

円堂《辞めたって…どうして………》

豪炎寺《………俺に構うな》

貴女｢ふーん？辞めた、ね……｣

半田《円堂！冬海先生がお前を呼んでる。校長室に来いってさ》

円堂《校長室？》

半田《大事な話があるらしい。……俺、嫌な予感がするんだ。例えば……廃部の話……とかさ………》

円堂《廃部！？》

木野《…私もそんな噂聞いたけど……》

円堂《冗談じゃないぞ！廃部になんかさせるもんか！！》

円堂が怒って教室を出て行ったところで、Aは盗聴器の電源を切った

貴女｢(……＂廃部＂という言葉が出た時、かすかに豪炎寺くんから息を飲んだ音が聞こえた。つまり、サッカーを嫌いになって辞めたわけじゃない……)｣