79話 ページ38
零｢そういやぁ、死に急ぐで思い出したけどヒロもヤバい事しかけたよなぁ？｣
景光｢いや、あれは……｣
萩原｢んー？なになにー？｣
景光｢えっと、俺もゼロが潜入してる組織に潜入してたんだけど……上層部に紛れ込んでたネズミに売られちって？ゼロたちに危害が及ばないようにスマホ諸共胸撃ち抜こうとしたんだよ｣
3人｢｢｢はぁ！？｣｣｣
景光｢ま、引き金引いたら偶然にも部下が｢不吉な予感がするから持っておいてください｣って言ってくれた防弾板入りのお守りに当たって、銃弾がめり込んだおかげで生きててさ。それがあったからその後すぐにゼロと合流することができて、ネズミ処分まで身を隠して、俺が死んだように見せかけてくれたから今こうして生きてるわけですよ｣←Aの事情を知らない3人に向けてなので、部下という事にして言いましたBy作者
萩原｢顔変えてる理由はそれかぁ｣
景光｢組織壊滅までは、外で素顔は晒せないのがあれだけどね……｣
松田｢偶然とはいえ、その部下に感謝だな｣
景光｢すっげぇ感謝してるし、なんならもしかしたらゼロは俺の死ぬとこ見ることになってたかもだから感謝しかないよね｣
伊達｢なんか、話聞いてると痛み分けみたいな感じだな。職業柄仕方がないとはいえ｣
景光｢だなぁ〜｣
萩原｢ま、俺らにできることがあったら頼ってよ？愚痴とか聞くこともできるし、情報集めたりとかもできるし、何か役に立つことはあるし！お前らにならこき使われてやってもいいって俺らが言ってんだから｣
零｢……ありがとう、その時は頼らせてもらう｣
萩原の言葉を受け、降谷は笑顔を見せる。今日初めて見た降谷零の久々の笑顔に3人はホッとする。今日のこの一件で同期であり協力者となった3人の存在が、彼ら2人の光となった事は間違いないだろう
松田｢にしても、お前も大変だな。ゴリラの次は演技力お化けとは｣
零｢誰がゴリラだ｣
萩原｢……で？｣
景光／零｢｢ん？｣｣
萩原｢な・ん・で、Aちゃんとそんな親しげなわけ？｣
零｢出会いから話すとだな……俺、バイトを探してたんだよ。正直なところ、事務所無所属のフリーの私立探偵という安室透の生活基盤は少し無理があると思っていたんでな。で、その矢先、Aが変な連中に絡まれてるのを見つけて救出。助けてもらったお礼に、と相談に乗ってもらったんだよ。まあ、あの子が強引にだけどな。そこからはトントン拍子だ｣
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作者名：ミニgirl | 作成日時：2021年10月15日 19時
