だから、男だって言ってんだろ！【男主】

7:女じゃねー！ ページ9

なんか心配で出るにも出れねー。



？「でないんですか？」


『え、あ、うん』


何か、今日は色々あったな……。女に間違われて、人参人質に取られて、ナンパされて、噴水に落とされて。






？「ぷかぷかするのたのしいですか？」


『え…………う〜ん、分かんないけどこんな日も良いかもなって思うよ』


？「きみは“いいこ”なんですね〜」


頭を撫でられた。冷たい手………けど、撫でられるのは嫌いじゃない。




？「おや〜、奏汰と可愛らしいお嬢さんじゃありませんか」


誰、この人？変な仮面被ってるんですけど………マジで誰！？


深海「わたる、このこは"おんなのこ”じゃありませんよ」


『あ、一応男です』


こんなに間違えられると、流石に悲しくなってきた。


日々樹「Amazing！なんて可愛らしい男の子でしょう！」


お、おぉ……………なんかキャラ濃いぞ！


日々樹「さぁ、立ってください！」


『え、はい』


立ったけどどうすれば………。


日々樹「素直な良い子ですね〜」


ﾊﾟﾁﾝ


男の人が指を鳴らしたら、濡れていたはずの服が乾いていた。


『凄いですね！』


日々樹「マジックですよ。それでは、移動しましょう！」


『何処にですか？！』


日々樹「皇帝の居る部屋にですよ」



手を引かれ走られる。走るの速！

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