ウザイ犬の飼い主《1》【UNDERTALE】

29　バケモノ　{後編} ページ32

『帰ってください。出来れば私、人を殺したくないんです。タオルかなんかでおさえれば死にはしないから』



ﾊﾞﾙ「お前は……あっち側の……いや＿＿＿ニンゲンではないな？」



『この腐りきった脳でせいぜい考えな』



ｱﾘｼｱ「だ、大丈夫ですか!!?」



＊アリシアはバルディアスの腹に手をやり、回復魔法を行った。



ﾊﾞﾙ「君は?その姿だと……天使か？」



ｱﾘｼｱ「はい。私はニンゲンと天使のハーフです。一応蘇生や回復が出来ますが、蘇生その人の生きたいと思う意思が無いと実行できないのです。体力は治りませんが、怪我なら治せます」



ﾊﾞﾙ「恩に着る……」



『アリシア。何をやっているの?』



なんでコイツを回復しているの？



ｱﾘｼｱ「Aさん。それはこっちの台詞です。貴方こそどうしてこの人を殺そうとしたのですか？」



簡単だよ



『邪魔だから』



ｱﾘｼｱ(そんな理由で……)



どいてもらいたいな



アリシアに手を出したくないの



『どけ。邪魔』



ｱﾘｼｱ「嫌です!!」



なんで？



なんでコイツを庇うの?



ｱﾘｼｱ「何があったのかは分かりませんが、Aさんらしくありません！」



私らしい？



『初対面なのに？』



ｱﾘｼｱ「ッ……そう…ですが…」



ﾊﾞﾙ「思い出した……お前は……まさかだと思うが









マイ・プレイヤーなのか?」

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