※ナルシストにご注意を【青葉城西】

16 ページ16

.



国見君は、いかにも主将っぽい人の目の前に来て、私の背中を軽く叩いた。


そして国見君の前に立つ。




「岩泉さん、コレがさっき話した奴です」


「あ、こいつがか。お前のお気に入りの女子」


『？』




岩泉先輩？が私に視線を向けると、今度は国見君の顔へと視線をずらした。

岩泉先輩は、少しだが口角を上げる。




「っな！？ ち、違いますから岩泉さん！ 変なこと言わないで下さい。こんな奴が俺のお気に入り？いやいやいやありえないですからありえないですから」



なんかいきなり国見君顔赤くして、

なんかいきなり私ディスられたんですケド。


　
男同士の話？ってわかんない。

私ついていけないかも。









.









『私、1年の沢田 Aです。よろしくお願いします』


「おう、国見から結構話聞くぜ。お前の事」


「ちょっ、何言ってんですか」


「俺は三年の岩泉一だ。よろしくな』



私のどんな話を聞いてるのかは後で聞こう。

うん。





私をディスった国見君を置いといて、

私は岩泉さんと握手を交わす。



なんか少年漫画にあるような笑顔を出してくれたので、私もニコっと、笑顔。



やばい、この人めっちゃ良い人オーラある。

流石バレー部の主将。
そう関心した時、








「……ところで、」


『はい？』


「沢田は、及川目当てなのか？」






突然雰囲気変えて、岩泉先輩が言った。


「あの国見が気に入ってるって聞いてよ、まさか、違うんじゃないかと思うんだが、一様…」


「なんですか、あの国見って……」







いや、待て待て、誰ですかオイカワって。

なんかの暗号？


やっぱ話したついてけないかも。









.







(なんですか、あの国見って)
(国見君しつこい笑)








.

17→←15

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す