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春が来た。
君を失ったあの春から、暑苦しい夏へ
一人で紅葉を眺める秋から、寂しくて寒い冬へ
3つの季節を巡って、そして春は来た。
「……」
「…………A」
ふと、立ち寄った。
彼女の最後の場所であるあの大きな病院。
君とあの日笑い合った、あの病院の庭。
君と他愛ない話をしていた、あのベンチ。
周囲を見渡せば見渡す程、思い出すのは君との思い出で。
隣を見れば、君はどこにももういないと、痛い程わかる。
「A、愛してる」
あの日渡せなかった花束を
そっと庭にあるあの日彼女と見た桜の木の側に置くと、流れる涙を拭って僕はまた君を思い出す。
「一松兄さん、おそ松兄さん達が呼んでるよ」
「………うん、今行くから」
軽く後ろから叩かれた肩に自分の手を置き、
ゆっくりと後ろを振り上げる。
立ち上がって、十四松と共に兄達の元へ歩いた。
「…愛してる、一松」
「いつまでも、ずっと…」
突然置いた花束の所から声がした。
振り向くと、笑ってこちらに手を振っているAがいた気がしたんだ。
END
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からー - 1回、まだ完結して無い時にも感想書いたんですけど……なっっっけるぅぅぅぅぅぅぅ!やばぁぁぁぁぁぁ!良い話すぎぃぃぃぃ!ミカドさん、これからも頑張ってくださいね! (2016年8月25日 21時) (レス) id: 81411e5d03 (このIDを非表示/違反報告)
*にこにーLove* - とってもいいお話でした。 これからも頑張って下さい!! (2016年8月23日 21時) (レス) id: 32e7316495 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲美羽(プロフ) - ミカドさん» はわわわ、ありがとうございます!お礼を言われるようなことなど、何も....調子に乗っちゃいますよ?ってことで友達申請します!← (2016年8月18日 20時) (レス) id: c3e60a3b0a (このIDを非表示/違反報告)
ミカド(プロフ) - 桜咲美羽さん» ところで美羽さん!いつも小説をも読んで下さりありがとうございました!いつもよく貴方様を見るのでとても支えになっています(●´ω`●)本当にいつもありがとうございました!!美羽さんの方も小説、無理せずに頑張ってください!応援しております!(#^^#) (2016年8月18日 20時) (レス) id: c0b6bb33f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカド(プロフ) - 桜咲美羽さん» 返信遅れてすみません!!そ……うですかね。やはり落ち込んでいたので美羽様の詞で元気を取り戻しました!ありがとうございます(#^^#)まだまだ未熟者で有名なんて程ではないと自分で自覚しているので、これからもそれを踏まえ頑張りたいと思います(*‘ω‘ *) (2016年8月18日 19時) (レス) id: c0b6bb33f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年8月16日 21時