【終わりのセラフ】優しき涙second

四十一粒 ページ41

貴「優ちゃん！見て見て！外でね、……ってグレン!?」

Aは、グレンの部屋で寝ていなくちゃいけない時間らしく、グレンが俺の部屋にいるとは思わず、堂々と入ってきたんだ

グレンは立ち上がり、Aの頬をぐに、と横に引っ張った


グレ「俺言ったよな、９時以降に部屋から出たら

俺と一緒に風呂に入るって。」

貴「ひぃぃいいっ!!!!!!」

Aにとって、グレンと風呂に入るのが1番嫌らしい。(水着着用)

グレ「まぁ、今日はいい。」

二パァ〜と笑うA

貴「それよりもね！外に行ってね、木登りしたんだ！

優ちゃんのために、写真撮ってきたから、一緒に見ようと思って！12時くらいに撮ったやつだから、時間は立ってると思うけど……」


俺は体を起こして、ベッドに写真を並べるAの横顔を見ていた


貴『綺麗でしょ？これね、グレンに拾われる前にも何回かみてたんだ。

吸血鬼の都市にあった少しのすき間から



まさか現実はこんなにも綺麗とは思ってなかったから』

一つ一つの星ぼしが輝きを放ちながら、写真に映っている


グレ「すげぇなぁ、」


優「すごい」




貴『あまりにも惚れたから、見つめている時に、木から落ちたんだ』









幼い自分を考えていた

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