す い ー と ら ぶ 。

恋 人 と 白 衣 ページ4

赤Side




今日は智洋くんの家でゆったりする予定


智洋くんの家に向かう道中俺はずっとそわそわしていた


遂にドアの前まで来てしまった


インターホンを押すとはーいと緩い返事が聞こえた




『 あ、大毅さん。どうぞあがってください 』




眠そうな目をしている彼はいつもしている丸い眼鏡に外ではあまり見ることがないであろう白衣姿だ


別に彼の家にお邪魔した事なんて何度かあるしその度に白衣姿は見ているはずなのだがいつも鼓動が早くなる




『 大毅さん、？ボーッと突っ立ってないでどうぞ、あがってください 』


「 あ、すいませんっ… 」




リビングに着くと彼はカエル型の座椅子に座る




「 この前まで熊だったのに、今はカエルなんですね 」


『 ああ、座椅子ですか？カエルさんに一目惚れしたので買っちゃいました 』




そう言って微笑む彼は破壊力抜群だ




「 …いつ見ても思うんですけど、 」


『 何ですか？ 』


「 智洋くんのそれ、素敵です 」


『 どれですか？ 』


「 白衣、です 」




そう言うと白衣の袖を摘んで首を傾げる




『 大毅さん、何回も見てるじゃないですか 』


「 そうですけどっ、やっぱり智洋くんの白衣姿は可愛すぎます… 」


『 白衣姿、だけですか…？ 』




そう言って見つめる彼を壁際に追いやり頭の横に手をついた

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