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辰哉side





iw「よし、ありがとね」



fk「いえ、こちらこそありがとうございました。俺の仕事なのにやってもらっちゃって…申し訳ないです」



iw「いいのいいの笑、怪我された方が大変だから。こんなキレイな子に怪我なんてさせられないよ」



fk「え…///」



まって、俺そういう耐久性ないんだけど?!!!



iw「ははっ、照れてる?笑」



fk「っちがいます!!!」



iw「その割には顔真っ赤だよ〜?りんごみたい」



fk「もう、行きますよ!?」



iw「はいはい笑」



岩本さんがこんな人だと思ってなかった。



もっと怖いのかと



iw「深澤くんって面白いんだね」



fk「なにがですかー?」



iw「いや、最初もっと喋らないのかなーって思ってたから。


なんか抱えてそうだし」



fk「っ……」



なんで初対面の人がここまでわかるんだ



iw「あれ、図星…?なんかごめんね」



fk「…いえ」



iw「もし話せたらいつでもいいから話してほしいな。深澤くんのこともっと知りたいし…

なんで接客がダメなのかも知りたいし、ね」



fk「…それは、まぁがんばります…」



iw「うん、ゆっくりでいいからね。今日もう上がっていいよ。このあと天気悪くなるみたいだし。他の3人にも伝えてきてもらっていい?」



fk「わかりました」



岩本さんの優しさに胸が苦しくなって、涙が出そうになったけど我慢。



だっさいからね、そんなの。

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作者名:莉瑚 | 作成日時:2020年7月23日 16時

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