第漆日目 昼 【宇髄天元】微* ページ26
微*宇髄天元
『…』
仕事終わらない
ふっと後ろを見ると
書類の山
カリカリカリ…
『おわぁぁんねぇえぇ』
動く方が好きだから、書類嫌いなのに。
スパーーーーン!!!
『あ"ぁぁぁ?』
「派手な声だが、汚ねぇな」
『なんだよぉぉ、天元さんかよ、』
「失礼なやつだな」
『伊黒さんとかだったら書類手伝えてもらえたのに』
「あ?俺が書類なんていう地味なことするはずがねぇだろ。…と言いたいところだが仕事は仕事だからな、派手に終わらせてきた」
『え?』
「ほら、手伝ってやるから半分よこせ」
『天元さぁぁぁん』
優男だ。
「早くしろ。」
少し笑いながらそう言うと半分以上書類を持って言った
______『…よし、終わった!』
「おう、俺もだ」
『え"早すぎ』
「俺様を誰だと思ってんだ。祭りの神だぞ?このくらい終われなくてどうする」(どやさ)
『その顔はなんとなく腹立つけどありがとうございましたと言っておきます』
「よし、で。ここからが本題な」
『ん?』
なんだなんだ
「さっきの書類の件で俺が頼れる男だとわかったな?」
『え、はい、まぁ』
「よし、なら次からは俺を頼れ」
『はぁ…?』
あぁ、成程
『私が伊黒さんとかだったら〜って言ったからですか?』
「…悪ぃか」
『いや、可愛いところもあるんだなと思って』
「うるせぇ。ド派手に抱くぞ」
『却下デース』
「ったく、…A」
『なんですか』
クイックイッ
こっちへ来い、ここへ座れと言わんばかりに手を動かす天元さん
『やだよ、絶対なんかするじゃないですか』
「いいから、」
『わっ、』
グイッと腕が引っ張られれば胸の中にすっぽりと収まる
「俺の"音"だけに集中しろ」
『へ、わっ…』
長い指先で耳元を触られる
『あの、』
顔、近い近い近い。くそ、整ってやがる。
耳をすませれば天元さんのか私のかわからない鼓動で耳が満たされる
鼓動以外は何も聞こえない
「目、つむれ。」
顔を至近距離で見れなくなって思わず指示に従ってしまう
ガララ…と襖が開いた気がして振り向こうとするけど
「…気を逸らすな」
『あ、』
チュッ
『ん、』
「口開けろ、大きくな。」
『ん、んんぁ…』
後ろの気配は無くなった
誰だったのか、にしても恥ずかしい、なんでこんなにどきどきすんの、最近。
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燐(プロフ) - ひなさん» 宇髄さんことごとく不発ですね!笑 でも、そろそろ行動を起こすようです。私も好きです! (2019年12月12日 22時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 宇髄さんほぼほぼダメじゃないかぁ...そういう所も含めて好きなんだけどねっ (2019年12月12日 20時) (レス) id: e24aa52dc2 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - 名無し5472号さん» 「喜んでくれたようで良かった。」「名前を変えられないのか?そうか、まいぺーじ を開いて 右上の設定を押し ぷろふぃーる設定 から変えられないだろうか。力になれずすまん。」「また りくえすと してくれ。」 (2019年12月8日 11時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
名無し5472号(プロフ) - んわぁぁぁぁありがとうございますぅぅぅ どうしても名前の変え方が分からなくて…!!!錆兎かっこよすぎますぅぁあ (2019年12月8日 7時) (レス) id: 4ba81fc84d (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - エルとさん» 「えると ちゃんは渡しませんよ?特に冨岡さんには。」「…それは、えると が決めることだ。」「そんなんだから嫌われるんですよ?」「(心外)」「また、りくえすと 待っている」ニコッ (2019年12月7日 21時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燐 | 作成日時:2019年10月29日 17時