一月で惚れさせてください【鬼滅の刃】

第伍日目 相談の朝 【悲鳴嶼行冥】 ページ19

悲鳴嶼行冥 七月五日





『悲鳴嶼さぁぁん』



｢嗚呼、どうしたのだ。A｣



『最近本当にみんなのアタックというか、求愛というか、が凄すぎて凄いです』



涙をずっと流しているこの人は私のよき相談相手であり、唯一のまともな人間である(失礼)



｢…成程。では一番今気になっているのは誰なんだ？｣



『え！？一番、気になっている人？』



｢嗚呼、そうだ。そやつが今一番Aの心に近いやつと言えるだろう。｣



『確かに…』



さて、私の心に一番近いと言えるのは誰なのだろうか。



＿＿＿＿＿＿




純情そうで策士な炭治郎



少し強引で純粋な所のある不死川さん



(多分)腹黒いけど一途な無一郎くん



元気で前向きで一緒にいて楽しい蜜璃ちゃん



料理を美味しいって言って食べてくれて、熱い瞳を持った煉獄さん



あの日、出会った虹彩の瞳を持つ、無駄に色気のある鬼の童磨



心配をしてくれていつも優しいしのぶちゃん



私のかすてら食べたけど、袖をｸｲｯとした姿が可愛かった冨岡さん



謎のほわほわが出ていて私のことを初めて名前を呼んでくれた伊之助



手を出してこようとしたけれど、色香を含んだ瞳はとても、その、格好よかった天元さん



結婚結婚うるさいけど、ふとした瞬間に格好いい善逸。



私のためを思って甘味処に連れて行ってくれた伊黒さん



一緒いると安心出来る禰豆子ちゃん




うん。決めた。




『私が選んだのは＿＿＿＿』

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