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「ねー!Aっ!」



『んー?』



「この林檎タルトとっっても美味しいんだよっ?食べてみて?♡」



『林檎タルト!!作ったの?乱数』



「うんっ!だってだって〜A、"りんご"だーいすきでしょっ?」



『うん!ありがとう〜!』



私が林檎タルトを食べるのをジーッと見つめる乱数



「美味しい?」



『うん!美味しい…』



あれ?



なんだか、眠く、なってきた



「効き目すっごいなぁ〜!おやすみ♡僕たちのお姫様?」




____『…ん』



手足が、テープかなにかで縛られてる?



…ここは?たしか、私、乱数から貰った林檎タルトを食べて、それで。



虚ろな意識の中でもこの状況がやばいということが分かる



「ん?起きたか!」



帝統が私に向かってくる



『帝統…?』



「…なぁなぁ、この入れ物から出さねーか?まだその時じゃねぇし。」



「ダメですよ。帝統。乱数に怒られてしまいます」



『入れ物って、なんの、こと?』



「おや。分かりませんか?」



貴方今、硝子の棺の中にいるんですよ?



フフッと妖艶に笑う幻太郎先生



「すっげーよな!…A、白雪姫みたいだぜ?」ニカッ



段々と頭が冴えてくる



『なに、これ?…っおかしいよ』



「あっれ〜?起きちゃった?」



『乱数!これ、どういうこと?なんで拘束されてるの?』



「…本当は寝てる間に実行しようとしたんだけどなぁ」



私を無視し続けて乱数は喋る



「もー!悪い魔法使いから林檎なんか貰っちゃめっ!でしょ?」



「物語の主人公のようですね。」



そう言って私の頬を撫でる幻太郎さん



「今Aを拘束しているそのテープも、見つけるのに一苦労だったんだよっ?」



『テープ?』



「はい」ニコリ



「貴方がこの世から消えた時に、体に跡が残ったら困りますからね」



『この世から、消える?』



本当にヤバい



『…っ!』



テープを解こうとすると



「おいおい!暴れちゃダメだろ?」



やんわり手首を掴まれる



『…っ離して!』



「…だめに決まってんだろ?」



ギロリと帝統が私を睨む



「あぁ。衣服が乱れて。」



鎖骨辺りが抵抗したせいではだけている



「…おっ!俺のもんって印、ちゃーんと残ってるなー」



『印?…っ鎖骨の…』



Aの瞳が強ばってる



なんでだ?



だってAって俺のものだろ?



なんにもおかしくないよな!




…そうだよな?

*→←※好きすぎるが故に【Fling Posse】



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(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます泣 ここまで来れたのも皆様のおかげです!お楽しみに! (2019年6月30日 22時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 完結おめでとうございます!次も楽しみです! (2019年6月29日 20時) (レス) id: 1520c09c44 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - くるみさん» 癒しになれて良かったです!!笑 ついつい見ちゃいますよね。分かります。テスト頑張ってください!応援しています!! (2019年6月24日 23時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - ありがとうございます癒されましたテスト数日前にもかかわらず見てます(笑)これからも頑張ってください! (2019年6月24日 22時) (レス) id: 1520c09c44 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - くるみさん» お疲れ様です!更新が安定しなくてすみません!ありがとうございます!泣 (2019年6月22日 8時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年5月19日 18時

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