執着心 ページ22
隼颯は息を吐いた
やっと、やっと俺のものに出来た
愛しい愛しいA
山田二郎なんかに渡さない
「Aご飯だよ」
「食べて」
『…っ』
連れてきてから一週間が経つけど未だに反抗的だ
「いつまでその態度なの？」
『好きでもない人とこんな所にいて幸せなわけないでしょ』
「…ふーん。そっか」
じゃあ食べさせてあげるよとにこりと微笑めば
深いキスで無理やり口を開けさせられて優しくご飯を入れられる
『…やめて、って』
「だめ」
「山田二郎のことが好きなんだろ？」
『っ』
「黙ったってダメだよ分かるから」
目の前の悪魔は囁く
＿＿＿＿あいつが居なくなって欲しくないでしょ？
＿＿＿＿なら、歌ってよ
＿＿＿＿俺のために、俺だけのために
「ね？」
屈託のない笑みで笑う
『最低』
「なんとでも」
さて。あいつらはそろそろ来る頃かな？
＿＿＿＿「いち兄！二郎！やっと、やっと分かりました！」
「よくやった三郎」
「っほんとか三郎」
「はい、あいつのアジトは…」
＿＿＿＿「決行は明日。いいかお前ら」
いち兄はその時意味深なことを言った
"どんな結果になっても絶望するな前を向けと"
「「っはい。」」
「俺は、」
ちゃんと伝えなければ
今更遅いかもしれないけど
大丈夫。
そんな確証の無い言葉に今は流されるしかなかった
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燐(プロフ) - シャルさん» ご指摘ありがとうございます！！訂正させていただきました。こちらこそ読んでいただいて嬉しい限りです！！ありがとうございます。 (2019年3月29日 0時) (
レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 細かいかもしれないんですけど、あくまでが悪魔になっていました。間違ってたらごめんなさい！ 今回も面白かったです！更新ありがとうございます！ (2019年3月28日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - シャルさん» 暖かいコメントありがとうございます！！私の書きたいことが伝わっていたようで安心しました(泣)コメントを励みに頑張りたいと思います！ありがとうございます。 (2019年3月28日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - とても感動しました！二郎の思いが複雑で私も胸が締め付けられました！ 大好きです！更新楽しみにしています!頑張ってください (2019年3月27日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燐 | 作成日時：2019年3月15日 21時
