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聞きたくなかった ページ23

早朝5時


いつもなら清々しい気分だか今はそうはいかない



3人の間には緊張が走っていた



「聞こえるか、二郎三郎」



「「聞こえるよ兄ちゃん」」



「「聞こえますいち兄」」



無線を通じてしっかり連絡が取れることを確認すると



「合図で飛び込むぞ」



すぐに時は来た



「「了解」」



「3」



「2」



足に力を入れる



「1」




バンッ…!!




「…誰もいねぇ。」



「「誰もいません。」」



「「こっちもだ。いねぇよ。」」



おかしい



そう思って周りを見ると



「やぁ!」



この場に合わない軽い声が聞こえた



「…お前」



「こんにちは。お久しぶりです山田"一郎"クン」



ニコッと貼り付けたような笑みを向けられる



「「てめぇ。」」



無線越しに二郎が言う



「その無線越しに聞こえているのが二郎くんと三郎くんかな?」



「安心してよ!彼女は無事だからさ。一応ね。」



「一応ってどういうことだ」



「まず、無線潰してくれるかな?」



「…」



「潰せ」ニコッ



悪い、特定して集合してくれ。と言い残したあとグシャッと無線を潰した




____幸いそんなに遠い距離ではなかったため5分くらいしてすぐつくことが出来た



「…A」



そこでは兄ちゃんとあいつが喋っていた



でも兄ちゃんは気づいてないみたいで。



俺はAが近くにいないか探していた



「なぜ、Aを実験台にしたんだ」



「適正者だったからだよ」



あっさりと言う



唇から血が垂れる



「てめぇ。」



「まぁまぁそんな感情的になるなよ!」



「おいで、A」



そう言って呼ばれたAは目に光がなかった



『…』



A、俺はすぐ側の柱に身を隠す



俺と反対側の柱には同じように三郎がいた



「なんでそんなに彼女に執着するの?」



「あぁ、そっか!」



急に明るい声で言う



「君たちは知らないんだっけ?まぁそりゃそうだよな。」



薄気味悪い笑みを浮かべながらこいつは言う。



そして衝撃の一言を放った



「彼女と君たちが兄弟だってさ。」

後悔もなにも→←執着心



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(プロフ) - シャルさん» ご指摘ありがとうございます!!訂正させていただきました。こちらこそ読んでいただいて嬉しい限りです!!ありがとうございます。 (2019年3月29日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 細かいかもしれないんですけど、あくまでが悪魔になっていました。間違ってたらごめんなさい! 今回も面白かったです!更新ありがとうございます! (2019年3月28日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シャルさん» 暖かいコメントありがとうございます!!私の書きたいことが伝わっていたようで安心しました(泣)コメントを励みに頑張りたいと思います!ありがとうございます。 (2019年3月28日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - とても感動しました!二郎の思いが複雑で私も胸が締め付けられました! 大好きです!更新楽しみにしています!頑張ってください (2019年3月27日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年3月15日 21時

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