進展と現実 ページ11
Aside
三「…というか今日はなんで朝から集まることに?」
一「それはな………ってことでよ。」
三「…え?、」
いち兄から話を聞いた僕はどんな顔をしてA姉に会えばいいのか分からなかった
____『…』
「…落ち着いた?」
『…大分。ありがとう』
私は歌うのが嫌いだ。
正確には"嫌いになった"
全部、全部全部、この病気のせい。
この病気にかかってからも、隼颯は大丈夫と言って私を励ましてくれた。私の歌声を好きと言ってくれた。だから頑張れたのに
「うん。」
この病気がなければこんな辛い思いしなくて済んだのに。
隼颯もきっと居なくならなかったのに。
大好きだった歌も、歌えたのに
でもこの病気が無ければ二郎くん達と会えていなかったと思うと、運命って皮肉だなって思う。
二郎side
本当はこのまま離したくないけど、兄ちゃんに呼ばれてるし下に行かなきゃな。
姉ちゃんを抱きしめている腕を解き
トントンと階段を降りリビングにいく
すると兄ちゃんと三郎がどこか緊張した様子で椅子に座っていた
三郎はそれに加えて少し暗い顔をしている
一郎「遅かったな二人とも」
「ごめんよ、兄ちゃん。」
『ごめんね二人とも』
三「…全然、大丈夫です!」
一「…集めて急になんだがAの依頼の件、進展した。」
『進展?』
この時少しの希望を抱いたのが間違いだった
一「…あぁ。今から言うことを、落ち着いて聞いてくれ。」
一「…もしかしたら、Aの病気に隼颯さんが関与しているかもしれない。」
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燐(プロフ) - シャルさん» ご指摘ありがとうございます!!訂正させていただきました。こちらこそ読んでいただいて嬉しい限りです!!ありがとうございます。 (2019年3月29日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 細かいかもしれないんですけど、あくまでが悪魔になっていました。間違ってたらごめんなさい! 今回も面白かったです!更新ありがとうございます! (2019年3月28日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - シャルさん» 暖かいコメントありがとうございます!!私の書きたいことが伝わっていたようで安心しました(泣)コメントを励みに頑張りたいと思います!ありがとうございます。 (2019年3月28日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - とても感動しました!二郎の思いが複雑で私も胸が締め付けられました! 大好きです!更新楽しみにしています!頑張ってください (2019年3月27日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燐 | 作成日時:2019年3月15日 21時