ヒプマイ短編集2

拗ねてるの？【碧棺左馬刻】 ページ27

どぅるじ様リクエストありがとうございます！！
ほのぼの系は作者も書くの大好きです。ホッコリしますからね笑
またリクエストお待ちしております！


それではどうぞお楽しみください！
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碧棺左馬刻





明日は一年の記念日！楽しい一日になるはず。だったんだけど



---- 二十二時 ----




『左馬刻さーん？』



｢…んだよ｣



素っ気なく左馬刻さんが返してくる



ただいま。このヤクザはその風貌からは考えられないほど拗ねている



私が帰ってきてからてからずーーーっと拗ねている



『拗ねてますか？』



｢拗ねてねぇよ｣



おかしい。私が買い物から帰ってきてから左馬刻さんの様子がおかしい。



いつもなら名前を呼んだら、少しだけ嬉しそうに｢ん。｣って言うのに。



『なにか怒ってますか？』



何も心当たりがないので聞いてみる。



｢…別になんもねぇ｣



そう言って左馬刻さんは部屋から出ていく



『えっ。』



どうしよう。なにかしたのかな



よくよく自分の行動を振り返ってみる



『今日の朝、は普通だった。そこから私が左馬刻さんのプレゼントを買い物に行って…』



ん？プレゼント買いに行って。



あー！



『なるほど！笑』



左馬刻さんが拗ねている理由がわかって私は笑みを隠せない



『左馬刻さーん？』



ドア越しにAが声をかけてくるが無視する



…ｯﾁ嫉妬ってやつかよ



イライラして煙草をふかす



あいつがこのまま離れてくんじゃねぇかと思って心配になる



…よりによってなんでアイツと一緒にいんだよ












＿＿＿＿たまたま来たショッピングモール。



｢…仕事も終わったし帰っか。｣



そして車に乗り込もうとした時今朝早くから出かけていたAとアイツがいた。



｢…あ"ぁ？｣



すぐさま行こうとしたがAの満面の笑みにそれがはばかられる。



｢…｣



俺といるより楽しそうじゃねぇか



柄にもなく拗ねて黙って家に帰る



＿＿＿＿そして今に至る。



ｶﾞﾁｬ



静かにドアを開けて入ってくるAは
俺の横に座りぴったりと体を付けて言う



『…あのー。別に一郎くんと出掛けてた訳じゃないですよ？』

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