* ページ26
『寂雷く〜ん!』
「…!」
『聞こえてる??』
「…聞こえているよ?」
「おはようクマくん。」
『おはよう〜!』
「おはよう。」
「突然だけどAちゃんを見なかったかな?」
起きたらいなくてね。と肩をすくめて言う寂雷さん。気づかれてないのかな?良かった〜
『んー。場所は知らないな!』
「そうか …」
寂雷さんは少し考えるとよし、と言って料理をし始めた
『何作ってるの?』
「いつもAちゃんが作ってくれる卵焼きだよ」
「…でも同じようにはいかないね」
「やっぱり、Aちゃんの作ってくれたのがいいかな」
はにかむ寂雷さん
寂雷さんだって料理は充分上手なのに。私の卵焼きがいいという言葉が嬉しい
普段言わないようなことを沢山聞けて思わず顔が緩む
『あ、そうだ!Aちゃんから伝言を預かってるよ!』
「伝言?」
『うん!なんでも聞きたいことがあるんだって!』
「…それは何かな?」
『寂雷さんはいつも大人びていて子供っぽい私には似合わないと思ったことがあるのですが、寂雷さんは私のどこが好きなんでしょうか?』
『だって!』
我ながら苦しい聞き方だったが答えてくれるかな。と期待する
「…それはね、Aが帰ってきたら教えるよ」
「だから早く帰っておいで」
『えっ?』
早く帰っておいで?
『バレてましたか…?』
「ふふっ笑最初からね」
そう言って寂雷さんはとても楽しそうに笑う
____ガチャ…
『ただいま帰りました〜』
少しバツが悪くて静かにドアを開ける
「おかえり」
そして寂雷さんが作ってくれた朝ごはんを食べる
モグモグ
『…怒りましたか?』
「どうしてだい?」
彼はすごく不思議そうな顔をして私を見る
『いや!あの、一応騙したーというか。』
声が小さくなる
「ふふっ笑」
「まぁ私も君にちゃんと気持ちを伝えていないのも悪いからね」
「君の一生懸命誰かのために動くところや、発想力が魅力的だと思っているよ」
顔が熱くなるのを感じる
それに。と言って言葉を切る
「君には大人びて見えるかもしれないけれど。これでも色々と我慢している方なんだよ?」
そう言って私の頭を撫でる
『えっ?』
「私には勿体ないくらいAちゃんは魅力的な女性だよ」ニコッ
そう言って私の手を引く寂雷さんは耳元で囁く
「A。愛してるよ」
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燐(プロフ) - 月華姫さん» はい! (2019年3月25日 19時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - 燐様も、お疲れ様でしたm(__)m明日も新たな1日お互い頑張りましょう(^^)vではまたっ♪ (2019年3月25日 18時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - 月華姫さん» 今日もお疲れ様でした! (2019年3月25日 18時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - リク受付ありがとうございます燐様(*≧∀≦*)はい!次回楽しみにしています(`・ω・´)bではまたっ♪ (2019年3月25日 17時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - 月華姫さん» お楽しみいただけたようで何よりです!作者も語彙力を捻り出して頑張りました!笑 新リクありがとうございます!お話がもう少しでいっぱいになってしまうので次回に持ち越させて頂きます! (2019年3月25日 17時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燐 | 作成日時:2019年2月27日 20時