華散り病【山田一郎】 ページ12
奇病シリーズです!
創作のものもありますが引用したのは「奇病 恋愛」と検索しpixivの九条 ネギ様のを引用しました。ネタに使ってくださいと書かれていましたので使わせて頂きました!笑
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華散り病(創作)
好きな人に触れると体が花が散るように無くなってゆく。治療法は2人が唄を詠むこと。何を詠むかは相手に伝えず同じ句を詠んだ時初めて治る。一度きりしか使えない。
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山田一郎
『一郎さん。』
少し迷いが感じられる声が俺を呼ぶ
「ん?」
あえて気にしていないように返事をする
『…別れませんか。』
「…まだ何もしてない。」
『だって、無理だよ。この病気を治すのは。治す機会が1回しかないんだよ?』
「それでも、俺はお前と離れたくない」
胸が苦しくなる。この人のことを"私が"苦しめている
こんな優しい人を。
「治せる。きっと。」
一郎さんが私の頭を撫でようとして、思い出したようにその手を引っ込める。
『…はい。』
その夜私は一郎さんが寝ている間に黙って家を出た
__探さないでください
なんともありきたりな文だなと思ったがこれが丁度いいと思った。
これでいい。もうあの人も私も悲しまずにすむ。そう思っているはずなのに何故か寂しさだけが募る
『懐かしいな〜』
ここは一郎さんと付き合った時初めて来た桜がたくさんある丘だ。やっぱり落ち着く。
まだ薄暗い中少し太陽の光が見える
桜を見上げると様々な思い出が込み上げてきた
『…っ一郎さん。』
涙が零れてくる。離れたくない。
「A!」
呼ばれた方を見てみると肩で息をした一郎さんがいた
「やっぱり、ここにいた…ハァハァ」
『なんで。』
いるんですか。
「お前ならここにいると思って。」
一郎さんは勝手な私を責めようとはせず
「…登ろうぜ」と言って登り始めた
15分くらいで頂上につく春霞で遠くの桜は少しぼやけて見えた
「…なぁA。」
朝日を受け美しく一郎さんの瞳が輝く
「俺は、もう逃げない。お前の病気を治して今すぐこの手で抱きしめたい」
挑戦しよう。そう言っているのだろう
いつもなら怖かった。でも今は挑戦しようと何故か思えた
『はい。』
力強くAが頷く
「行くぞ。」
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燐(プロフ) - 月華姫さん» はい! (2019年3月25日 19時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - 燐様も、お疲れ様でしたm(__)m明日も新たな1日お互い頑張りましょう(^^)vではまたっ♪ (2019年3月25日 18時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - 月華姫さん» 今日もお疲れ様でした! (2019年3月25日 18時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - リク受付ありがとうございます燐様(*≧∀≦*)はい!次回楽しみにしています(`・ω・´)bではまたっ♪ (2019年3月25日 17時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - 月華姫さん» お楽しみいただけたようで何よりです!作者も語彙力を捻り出して頑張りました!笑 新リクありがとうございます!お話がもう少しでいっぱいになってしまうので次回に持ち越させて頂きます! (2019年3月25日 17時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燐 | 作成日時:2019年2月27日 20時