一月で惚れさせてください 弐 【鬼滅の刃】

第三位 昼 【宇髄天元,我妻善逸】 ページ34

宇髄天元,我妻善逸




色々あって分かんなくなるけど今日は七月二十日だ。



『もうわかってるから、いつでも来いやァって感じ。』



｢そうか、ならば俺が派手に登場してやろう。｣



『もう充分派手ですから。』



｢Aちゃぁぁぁぁん！！！｣



『こっちはこっちで派手だし！』



ｷﾞｭｰｰｰっと抱きしめられれば変な音がする体



『今、ミシッていった、ミシッて』



｢ずーーっと会いたかった。｣ﾎﾞｿｯ



『へ？』



｢おいおい、ガキは離れてろよ｣



ﾋｮｲと私を担ぎあげたのは天元さん



｢ちょ、降ろせよ！｣



｢聞こえねぇなぁ？｣



｢おら、寝床行くぞ？｣



ﾆﾔｯと笑われれば少し前の出来事を思い出す




『ちょちょちょ』



あの時のようなことをされるのだと思うと頬が熱くなる



ﾄﾞｻｯ




｢さぁ…どっから喰ってやろうか？｣



｢ちょっと。あんただけにやらせるわけないだろ。｣



『善逸まで…まじか』



｢しょうがねぇな。今回は二人だからな。｣



手加減してやるよ。耳元で囁かれる



『…っ』



天元さんは私を後ろから包み込むように抱きしめ



耳元でずっと｢ここ弱いもんな？｣とか｢可愛い顔してんぞ｣とか言ってくる



『うる、さい』



｢…Aちゃん。そんなやつに囁かれたくらいでそんなに顔赤くしないでよ。｣



｢こっちに集中して？｣



善逸は善逸で私の内ももに口付けしている



『っぁ、』



｢ここ、好きなんだね。｣ﾆｺｯ



｢おい、ガキ。Aは耳の方が好きなんだよ｣



『ちょ、言いながら耳噛まないで』



｢違うよね！？こっちの方が好きだよね？｣



『あ、足を広げないでください善逸くん』



｢見えそう。｣(真顔)



『だからやめろって言ってるだろ！！』



しかも今真昼間だよ！？



｢あーーー。もう可愛い｣



ｷﾞｭｩｩと抱きしめてくる善逸に



｢あーーーー喰いてぇーー｣



キモイこと言ってくる天元さん



『どっちも離れろ。頼むから』



｢やだ。/却下｣



それから二人は鴉に呼ばれるまで



私に抱きついたままずっと口付けを繰り返していた



『…体持つかな』

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