ヒプマイ短編集1

＊ ページ46

『んーー』





大きな伸びをする





『やっと終わったー….』





やっとオオカミくんが散らかした部屋を片付け終わった





「ﾜｫｰﾝ」





小さくオオカミくんが吠える





『…もう散らかしちゃダメだぞ。』





ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ





「ﾜｳ」




こいつすげぇ疲れてんじゃねぇか





悪ぃな。俺のせいで





するとその時ﾊﾞﾁｯと音がして電気が消える





『え！？う、うそ停電！？』





『もー…』





本当についてない。というA





『…今日左馬刻さんにもらったﾌﾞﾚｽﾚｯﾄなくしちゃったし。』





左馬刻さんもいないし





俺の頭を撫でながらポツリと呟く





私たちの家は結構高い場所にあるのでｶｰﾃﾝを開けて月の光を取り込む





『…君の眼は綺麗だね〜』





月の光で輝いたオオカミくんの眼はとても綺麗だった





「…」





だから元気なかったのか





しばらく俺の頭を撫でているA。
ん？あそこなんか光ってねぇか？





そう思った瞬間





ﾎﾞﾝｯ!!!!!





『うわぁ！！』





ｹﾞﾎｹﾞﾎｯとむせている私の目の前には





「…戻ったか」





私の大好きな人がいた





『左馬刻さんっ！！』





嬉しくなって思わず抱きつく





ｷﾞｭｯ





『ﾌﾞﾚｽﾚｯﾄ無くしてしまってごめんなさい』





と小さくつぶやくA





「…あぁ」





『…やっぱり怒ってますよね。』





「あ"ぁ？…怒ってるっちゃ怒ってんな。」





やっぱり、本当に申し訳ない。





『本当にごめ…「俺様がそんなことで怒ると思ってることに怒ってんだ」』





『え？』





「別にお前がいなくなったわけじゃねぇんだからよ。物なんていつでも買ってやるわ」





だから気にすんなという左馬刻さん





「それに。あそこにあるしな」





と指さす方向にはなくしたと思っていたﾌﾞﾚｽﾚｯﾄがあった





『こ、こんなところに！！』





「…見つかって良かったじゃねぇか。」





『はいっ！』





『本当にありがとうございます。』天使ｽﾏｲﾙ





「…っおう。」





ﾁｭｯ





優しく私の耳にキスする





ｶﾌﾟｯ





『…っん。』





左馬刻さんが耳を甘噛みしてくる





『ちょ…左馬刻さ…』





「…うるせぇ」





真紅の眼が私を捉える










「黙ってされとけ」

彼がかわいい◯◯に変身【入間銃兎】→←彼がかわいい◯◯に変身【碧棺左馬刻】

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