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「「推しが死んだ??」」
「最新話で最推しが死んじゃったので、未練を断ち切る為に髪を切りました。あとついでに邪魔だったし切るかなーって。どう、新生Aちゃんは」
「え、だって烏が」
「言ったやろ、凡。
「わかるかよ!! 紛らわしいこと言うな!」
「ほんま性格悪いわ烏。僕も烏の発言止められんで堪忍ぇ」
「氷織くんは何も悪くないのでオッケーです。しかし烏、貴様は許さん」
「…アリやな」
何がですか。
だが、今日のことをキッカケに私はもう年上だろうと敬称をつけないと決めた。
おまんは烏。
すると凛くんが突然鼻で笑った。
「はっ、くだらねぇ事で髪切ってんじゃねぇよ」
「その下まつげ引っこ抜くぞ。それで私に分け与えろ」
「落ち着けA」
くだらなくないわ!!
君達にとってサッカーが生きる糧だとしたら、私にとって推しは生きる糧だったんだ…それなのに、それなのに…!!
くそっ、どうしてだよぉぉぉ!!
「でも凛、結構動揺してた」
「それ。気にしてなかったら態々聞きに来ないよな」
「潔くんに続いて物騒だったわぁ」
「あ”?」
「あー…俺もごめんなAさん。肩強く掴んだり、睨んだりして…」
「誤解が解けたらなら別にいいよ」
きっと明日は肩に幽霊もビックリな手の痕がついてると思うけど。
まだ少し痛くて肩を軽く揉む。後で医務室に行こう。
でもまさか、失恋(勘違い)で潔くんが闇堕ちキャラも腰を抜かしそうな深淵の目をしていたので、彼の前で恋愛云々は言わないでおこうと心に決めたのであった。
いや、コイツらの前で言うのはやめよう。
とりあえず誤解も解けた事だし解散することとなった。
一部の誤解を与えたメンツには代わりに解いておくとのこと。
君らサッカーする為に来てるのに本当にごめん。
「あれ、潔くんは戻らないの?」
「その、さっき肩揉んでただろ? 絶対俺が強く掴み過ぎたせいから医務室まで一緒に行こうかと」
「紳士ぃ…」
「それと遅くなったけど、髪凄い似合ってる。前も可愛くて好きだったけど、新しく変わったAさんも好きだよ」
そう言うと潔くんはサラッと私の髪に触れた。
「……あ、あり…がと」
「顔、真っ赤だな」
「シャラァップ!」
誰のせいだと思ってんだ。
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闇まんじゅう(プロフ) - すんごいニヤニヤしながら見てました!叫びながら走り回った蜂楽くん可愛すぎる!更新頑張ってください‼︎ (2023年2月24日 20時) (レス) @page7 id: a2e3403032 (このIDを非表示/違反報告)
めーぷるしろっぷ - 待って待って……私が通ってるとこの美容師さんにそっくり……まじで吹きました笑面白いです(*´∀`*)応援してます! (2023年2月14日 22時) (レス) @page7 id: a4e9a44c2e (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主みんなに愛されてるね!夢主その気持ちわかる!推しがなくなったら悲しいよね……無理せずに頑張ってくださいね! (2023年2月12日 22時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国の有栖さん(プロフ) - これいっても絶対に理解してくれないは人がいそうなエゴイストがいる気がします。問題児の集まりなので (2023年2月4日 23時) (レス) @page7 id: 66680d8fcb (このIDを非表示/違反報告)
Yuri(プロフ) - あぽろさん» ハロウィン!(挨拶) コメントありがとうございます。ちょくちょくと好きな漫画やアニメのネタを散りばめて自分なりに楽しんで書いてます☺️ (2023年2月1日 1時) (レス) id: dfb9ab75d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yuri | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時:2023年1月31日 4時