◇─7. ページ7
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「結局引き受けちゃったなぁ」
「え、何を？」
「んー…バイトみたいなの」
「どういうこと？？」
あの後、幸は絵心の話に乗っかり『YES』と答えたことによってブルーロック専属のアナリストとなった。
その後で具体的なブルーロックの在り方、設備等を見回った。
『紲為、この部屋を見てみろ』
『…広さは約16×40。高さも十分あるのできっとサッカーのP.Aと同じサイズ。成程、この中に300人中11人を入れるって訳ですか』
『……ここまで来ると凄いよりキモいの領域だな』
『喧嘩なら拳で買います。見てくださいこの力こぶ』
『脳筋思考やめろ。あとブレザーで見えねぇよ』
しかし、絵心は満足そうに真顔で頷いていた。
世界でも稀に見ない天才的頭脳。
幸はこの先、凄い戦力となると。
そして話は戻り、学校。
ポツ、と言葉を零してしまい友人に聞かれるが適当に誤魔化す。
今はまだ世に出回っていない極秘情報だが、口を滑らせるなんてミスを幸はおかさない。
「ていうか聞いて！ この冴様のショット！ はー、マジでカッコイイ…本当に同い年で同じ次元に生きてるの…？」
「まだサッカー熱冷めないんだ」
「沼と言うのは中々抜けられないのよ」
「それもそっか」
友人はこの間行われたワールドカップで見事サッカーにハマり、その影響で糸師冴の沼に落ちていた。
幸としてはベルギーに負けて、熱が冷めると思っていたが友人は純粋にサッカーが好きになって、色んな試合の動画を見ていてたら、糸師冴のプレーに惚れたらしい。
人間って面白いなー、とプリッツを食べながら友人を見た。
「糸師冴、かぁ」
「なになに、同担になるって？ 団扇いる？」
「言ってない」
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作者名：Yuri
| 作者ホームページ：https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時：2023年1月10日 21時
