あ、俺の幼馴染みは色んな意味でヤバい奴です【東卍】

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そして夜。
私は浴衣を着て、集合場所である武蔵神社に訪れていた。
私は階段付近で直人を待っているとエマちゃんがいた。
うっ…めっちゃ可愛い。こんなエマちゃんに見惚れない奴は男じゃないだろう。



「おぉ！ ハル似合ってるじゃん！」


「ありがとう。エマちゃんは最高に似合ってるね。ヘアアレンジ凄い可愛い」


「ありがとっ！」



「でも今日は来ないんじゃなかったの？」と聞かれてヒナちゃんの弟に誘われたと言えば凄いニヤニヤしていた。
私、直人とそんな関係違うので。普通の友達なので。
すると、私達のところに橘姉弟がやってきた。


ヒナちゃんは直人になにやら耳打ちをし、直人は顔を真っ赤にしていた。何言われたんだろ。
まあ多分私には関係のない事だろうし、それに夏祭りだ。
楽しまないでどうする！！！



「悠、えっと…その…浴衣に、似合ってるね」


「ありがとう。それじゃあ早速屋台見に行こう！」


「うんっ」



私は直人の手を取って神社の階段を上り屋台を見て回る。
やはり、夏祭りは夏休みの最大のイベント…来てよかった。誘ってくれてありがとう。

Wデート中のドラエマ&武ヒナペアと合流し、少しの間一緒に見て回ると、私はとある屋台に目を付けた。
直人に少し待ってて、と言って私は屋台である物を買った。



「何買ったの？」


「わたあめ！ 前にお父さんから一緒に食べるとより一層美味しくなるって聞いたからさ、一緒に食べよ」


「 」



その瞬間、直人は赤くなり近くにいた人達から何故かよくわからない札を挙げられていた。え、どっから出したのそれ。
武道は涙流して、ヒナちゃんは胸元を抑えている。何があった。
そして先程から固まっている直人。



「……えっと、いらなかった？」


「え、あ、いや！ いる！ 一緒に食べようっ」


「！ うん」



私達は四人と別れて、わたあめを食べながら屋台を回った。
金魚を一匹も掬えなくて、ムキになってた直人を見ていたのは面白かったです。
私は虎杖スペックを使って目にも留まらぬ速さで掬ってたました。


その時、頬に冷たいものが当たった。





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