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懐かしい夢を見た。
あれは…そう、確か初めて二人と出会った時のことだ。
たまたま近くの公園を歩いていると、公園の方から声が聞こえてきた。
私はそっちの方に顔を向けると、私より少し年上の子達が猫を虐めていたのだ。
それを見た時、居てもたってもいられなくて、猫の方に向かった。
そして猫を庇うように彼らの前に立つ。
『や、やめなよ！！』
「あ？」
『猫をそんな風に蹴ったりして虐めちゃダメだよ！！ 猫だって生きてるのに…！』
「は？ 別にコイツに何しようと俺らの勝手じゃん」
「そーそー。お前もコイツみたいにやられたいの？」
『っ…』
怖いけど、逃げちゃだめだ。
猫を助けるために来たのに、今逃げたら猫がまた虐められる。
目の前の男の子が私を殴ろうとしてきて、反射で目を瞑るが何も起こらなかった。
『え…』
「お前ら！ なに女子に手ぇあげようとしてんだ！」
「な、なんだお前！？」
突然現れた男の子達により、先程の子達はあっという間にボコボコにされて逃げていった。
その事に呆然としていた。が、その瞬間安心と安堵で涙が出てきた。
『うぇっ……』
「え！？ だ、大丈夫…じゃ、ないよな。怖い思いさせてごめん……」
『ううん……違うの。怖かったけど、あ、安心して…涙が出ちゃって…』
「そっか……後ろの猫は？」
『さっきの子達が、虐めてて…』
「！ なら早く病院に連れていかねーと…！ えっと名前は」
『A…』
「Aな。一緒に近くの動物病院連れていこうぜ」
『う、うん…』
私は男の子に手を引かれ、猫を動物病院に連れていった。
幸い、命に別状はないと言われてとても安心した。
良かった…死ななくて。
猫は病院の方で一旦保護するということになり、私達は帰宅することになった。
『あ、あの』
「ん？」
『今日は助けてくれてありがとう…！』
「いーってことよ。でも、今日みたいに無茶なことすんなよ？」
『うんっ』
そう、この日から彼は私にとってのヒーローになったのだ。
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うさ - 鶴蝶大好きなので作品様に出会えて嬉しいです！もっと鶴蝶夢が増えたらいいな〜と思います (2月16日 6時) (
レス) @page6 id: f5f3f838b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるりんちょ - 鶴蝶推しなので尊死Ω＼ζ°)ﾁｰﾝしましたw (6月9日 17時) (レス) @page25 id: 9ac05528fb (このIDを非表示/違反報告)
甘党なタワシ(プロフ) - 完結おめでとうございます！主人公の温厚で一途な所が乙骨家の血感じて好きです。個人的に五条さんとの初対面エピソード読んでみたいと思いました。今後も執筆応援しております。 (2021年12月27日 14時) (レス) @page28 id: 8642bb6031 (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - わぁぁぁぁ！完結おめでとうございます！めちゃ面白かったです！ありがとうございました！！ (2021年10月23日 13時) (レス) @page26 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
43 −ヨミ−(プロフ) - 夜分遅くに失礼致します…！！ 完結おめでとうございます、滅茶苦茶素敵でした…!! 特にクロスオーバー物という点もあり、とても楽しんで読ませて頂きました(´˘`＊) これからも応援しております、頑張って下さい(*ˊˋ*) (2021年10月23日 4時) (レス) @page27 id: 1d67640196 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雄里
| 作成日時：2021年9月12日 14時
