双黒と仲の悪い彼女が三門市に転生しました。【WT】

第8話 「上層部」 ページ10

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『石川A…只今帰還致しました』


城「探索御苦労…何か原因を掴めたか？」


『いいえ…それよりもまず、市民を(異能力使って)地下堂に避難させていました』


城「…良くやった。 お前の迅速な対応のお陰で市民が助かった」


『…これが務めですから』


そう云ってうちは自席に座る。
あー…多分イレギュラー門についての会議だろうけど眠すぎる…ヤバいもう落ちる。

…後から正宗伯父さんから内容聞いとこ…うちは伯父さんに目で訴えるとコクリと頷いた。
よし許可が出た。 静かに寝とこう。


＊＊＊


忍「待ってください。 まだ三雲くんの処分に結論が出ていない」


『！』


やべ…何分寝てたかな。
うちは忍田の声によって眠りから覚めた。
それより三雲君の処分って…横を振り向くと三雲君が座っていた。


鬼「結論？ そんなもの決まっとろう。 クビだよクビ。
重大な隊務規定違反。 それを一日に二度(・・・・・)だぞ？」


根「他のC級隊員にマネされても問題ですし…市民に「ボーダーは緩い」と思われたら困りますしねぇ」


うわ五月蝿い動物達だ←
これだから狸と狐は()

忍「私は処分には反対だ。 三雲くんは市民の命を救っている…Aは三雲くんに指示を出したのだろう？ Aはどう思っている」

うちに振るなよ。
寝起きなんだから。


『…私は彼の処分を反対致します。 木虎から聞いていると思いますが彼の救助の功績は大きいです』


修「(副本部長…)」


『…そして私はその場に居ながらも緊急事態と云う事でトリガーの使用を見逃し、指示をしました。 彼が処分を受けるなら上層部の一員として見逃してしまった私も処分してください』


「「！！」」


鬼「(石川が抜けたらボーダーにとって大損失だ…だが)」



そして立て続けに忍田は三雲君の功績を語っていく。
第三中学校にも門が現れたのか…しかも単独で撃退、ね。
裏がありそう。


城「本部長の言うことは一理ある………が、ボーダーのルールを守れない人間は私の組織には必要ない」


『……！』


つまりうちは組織に必要ないということか!!!!←←

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