仲の悪い三人組が忍の世界に転生しました【NARUTO】

第20話＿海豹と鹿 ページ22

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『それでねシカちゃん聞いてよー』


「はいはい…てかシカちゃんはやめろ」


『えー…あ、それでさー』


「無視かよ…」


俺の隣で愚痴って居るのは昔親絡みで知り合った石川A。
石川一族とうちは一族の混血。
或る意味最強な奴だ。



『ねえ聞いてるー？』


「聞いてるっての」


金髪で黒目…オマケに顔が整っている。
口を閉じてれば可憐な美少女だが…口を開けばたたの残念女だ。

しかも此奴と絡んでると男からの視線が痛えからめんどくせぇんだよなあ…
特に治と中也。

此奴、人の恋には敏感な癖に自分の恋には鈍感すぎる。
はあ…めんどくせぇ



『…そう云えば明日は卒業試験か』


「ん？ ああ…明日受かれば下忍か」


『なんかあっという間だったよねー』


「卒業前提かよ」


『まあ、うちともなれば卒業なんて楽勝よ』


「へいへい」



これだから才能あるやつは…まあAは普通にすげーってなるし。
術の完成度は高いし、クナイは必ず真ん中に刺さるし。


『くっ、これからは金を稼ぐ為に忍にならないといけないのかっ!!!』


「変なこと言ってんじゃねーよ」


『えー…学生ライフが終わっちまうんだぜ？ 子供のままでいてーよ』


「なら落ちればいいだけだろ」


『……いや、それはうちのプライドが許さん』


「お前って本当にめんどくせぇな」


『ありがとう』


「褒めてねーよ」

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