第16話_私/俺が付いている ページ18
.
よお、この作品で初の俺サイド、中原中也だ。
これ以上、俺のサイドはなくってよ!←←
…一人で何やってんだ俺((
「…お、中也。 はよ」
中「親父…はよ」
親父は俺を見ると悲しそうな目をした。
なんだァ?
「中也、よく聞け…昨晩石川一族、が殺られた」
中「……は?」
石川一族が?
中「おい、Aは…Aはどうなった!!!」
「…Aちゃんは無事だ…Aちゃん…そしてタケル君以外の石川一族が殺られたんだ」
Aとタケル以外の石川一族が殺られた…誰に。
まずなんで石川一族が…
「犯人はタケル君だ」
中「なんっ……!?」
「タケル君は石川とその場に居た暗部の二人を殺し、里を抜けた。
彼は手配書にのり、S級犯罪者になった。
Aちゃんを殺さなかったのは最愛の妹だったからと俺は思っている」
いや…彼奴はいけ好かねェ奴だが俺は知ってる。
タケルは誰よりも家族を大事にしてた奴だ。
そんな奴が一族を殺すなんて絶対にありえねェ…
絶対に何かあるはずだ。
中「…タケルが一族を殺す理由が何処にある」
「…そこまでは俺にもわからん。 心の底で一族を恨んでたんだろ」
中「…そうか」
んじゃ俺は朝飯食べるからーと親父は居間に向かった。
俺はじっとしていられずAの家に向かった。
中「げっ……太宰」
太「うわっ……中也…最悪なんだけど」
そりゃこっちの台詞だ。
まあ此奴が行く先は大体想像できる。
親にAの事聞かされたんだろう。
太「…目的は一緒だろうから行くよ」
中「指図すんじゃねぇよ」
そう云って俺たちはAの家に来た。
ドアは鍵かかかっていなくて中からは泣き声が聞こえてきた。
俺達は直ぐに声のする方に向かうと、いつもの縁側に座ってた。
中「A…」
『…中也っ、太宰…』
Aは立って俺達の方に向かって走って来ると思いっきり飛び込んできた。
『っまたっ…また家族を失った……!また独り…もう厭だぁ…』
Aは前世、親に姉を殺された。
今世は兄貴に親を殺された。
タケルは里抜けして里にはいない。
悲劇の繰り返しだ。
太「……A、確かに親を失ったのは辛い…だけど」
「私が付いてる」「俺が付いてる」
中「だから手前は独りじゃねえ」
『っ……』
中「…」
俺達はAが泣き止むまで傍に居た。
だが、Aの悲劇はこれだけじゃなかった。
248人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朔-さく- - すごく面白いです!更新頑張ってください!o(*⌒―⌒*)o (2020年6月7日 14時) (レス) id: 338ae5483f (このIDを非表示/違反報告)
シロイロ - (~・~・~) (2020年5月19日 10時) (レス) id: a33eabc60e (このIDを非表示/違反報告)
キカ - すごく面白いです!続きが楽しみです!更新頑張ってくださいね。 (2020年4月29日 14時) (レス) id: 2047e5dc6b (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 華花朱夏さん» よきよきですよΣd=(・ω-`o)グッ♪ (2020年4月8日 2時) (レス) id: 1cdebf426b (このIDを非表示/違反報告)
華花朱夏(プロフ) - 見た目は子供頭脳は大人、その名も、名探偵コナ(((((( (2020年4月7日 14時) (レス) id: 626da14d5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雄里 x他1人 | 作成日時:2020年3月14日 0時