『_9_』 ページ9
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例えあの化け物の正体が分からなくとも、俺達は未来の警察官。
こんな所で見捨てることは出来な、
『はぁーーーーーー…寝たい』
「……えっ」
この重苦しい状況の中現れたのは僕達と同年代と思わしき女性。
しかもなんて言った?? 「寝たい」??
『朝から夜まで任務とかなに。上層部は私を過労死させる気かな?? そろっと歌姫ちゃんに骨は頼むと伝えておこうかな。あ、帰りにジャンプ買わないと。私の生き甲斐が消えちゃう』
「…なんだ、あの女??」
「民間人…だよね?」
「だが今任務って…」
「それにしても…」
「「空気ぶっ壊してるな…」」
完全に同意見だった。
彼女はこの空間になにも違和感を持っていないのか…? だが、任務というのも気になる。
それは一体───、と思っていると先程の僕達の時のようにあの化け物が現れた。
「マズい!!」
「助けねぇと!」
【い”いいいや”だぁぁぁ…しごどぉぉぉ!!】
『なるほど、仕事への負の感情か。わかりみが深い。仕事って本当にやだよね……その気持ちすっごく分かる』
「ど、同意してやがる…」
「何者だなんだ…?」
『だけど、お前が仕事増やしてる元凶なんだわ』
女性は化け物に手を伸ばし、指をパチンッと鳴らすとその瞬間化け物が炎に包まれた。
「なんだ、今の…」
「マジック? いや、そんな領域じゃ」
「だけど…」
「うん…」
すごく、綺麗だ。
僕はこの場に似合わない言葉を心の中で口にした。
彼女が何者なのかは分からない。だが、あの行動を見る限り、あの化け物を倒してくれた。
『あ”───。これでやっと帰って寝れ…………えっ』
「「あ」」
『…え、なんで民間人がいるの? そんな情報何処にもなかっ…あー、肝試しで入っちゃった系かな…』
彼女はブツブツと何か言っているが、どうやら危害を与える様子はない。
「あの、貴方は…」
『私は焔 燈。先程の化け物──呪霊と呼ばれるモノを祓う呪術師です』
これが彼女───焔燈との忘れたくても忘れられない、インパクトの強すぎる出会いだった。
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moo(プロフ) - クロスオーバー最高です! (2022年6月17日 18時) (レス) @page10 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか - 面白いこの一言につきます!貴方は天才ですか?僕じゃ絶対作れません!尊敬しています! (2022年6月9日 23時) (レス) @page5 id: d8d059df8e (このIDを非表示/違反報告)
rion20051222(プロフ) - 「メガネの」で吹きました笑笑 面白かったです。 (2022年6月9日 22時) (レス) @page4 id: bb474d7fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雄里 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時:2022年6月9日 2時