『＿1＿』 ページ1
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私、焔燈は転生者である。
前世でブスッと転スラのように友人を守って通り魔に殺されたらあら不思議。
呪霊と呼ばれる謎の生命体が見えるようになり、且つ最推しの能力を使えて嬉しー！ となったが、この世は地獄でした。
多分ジャンプ作品だと目をつけているが、生憎私は原作を知らないので、頑張って生きていた。
そう、この日までは。
『…………学長、今なんて？』
今日高専に訪れ、後輩の夏油と一緒に現学長の夜蛾さんに呼ばれると、耳が拒否反応を起こすほどの言葉が聞こえてきた。
「燈と夏油には任務で米花町に行ってもらうと言ったんだ」
『──────』
米花町……べいかちょう……うん、これに関しては実はずっと現実逃避していた。
都心部の近くにある事件が多発、かつ呪霊発生率が異常な町。
日本のヨハネスブルグ───米花町。
名探偵コナンのクロスオーバーとかきいてない。
それ絶対に疑われるパターンじゃん。
コナン君に「あれれー？」とか言いながら盗聴器付けられたり、公安やFBIに情報探られたり………。
いやだ。そんな思いしたくない。
『す、すいません…お腹の調子が…』
「まさか先輩…私との子が？」
『その前髪はお飾りかな？？ 』
「チャームポイントです」
『でも、なんで私と夏油なんですか？ 特級二人はさすがに過剰戦力………ぁ』
「米花町で発生する呪霊の殆どが一級以上。ごくたまに特級も発生する」
そりゃあ、日本一殺意の高い町だもんね…当たり前か(白目)
コナン君とか特級にまとわりつかれてそう。
……やめよう。フラグを建てたくない。
「もちろん夏油の他に悟や乙骨も繰り出すつもりだ」
『九十九さんは？』
「………察しろ」
『あ、無駄ってことですね』
あの人ホントやだ。
あぁ…思い出したくない高専時代。
特級の任務を放り投げて、全て私にやらせてきたあの日々。
何度、小指をタンスの角に連続でぶつけちまえと思ったことか。
今は特級が増えたらだいぶ楽になったけど。
「お喋りはここまでだ。引き受けてくれるな？」
『……因みに拒否権は？』
「ない」
『 』
歌姫ちゃん、私ちょっと死んできます。
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moo(プロフ) - クロスオーバー最高です！ (2022年6月17日 18時) (
レス) @page10 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか - 面白いこの一言につきます！貴方は天才ですか？僕じゃ絶対作れません！尊敬しています！ (2022年6月9日 23時) (レス) @page5 id: d8d059df8e (このIDを非表示/違反報告)
rion20051222(プロフ) - 「メガネの」で吹きました笑笑 面白かったです。 (2022年6月9日 22時) (レス) @page4 id: bb474d7fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雄里
| 作者ホームページ：https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時：2022年6月9日 2時
