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「人の彼女に軽々しく触らないでくれませんか？ 離してください」
「っ、い、行こうぜ…」
「あ、ああ……」
まるで深淵のような目をした憂太くんが二人を「無」で見つめると二人はそそくさ逃げていった。
掴まれていた部分は少し赤みを増しており、かなり力強くやられていた。
「っ結楽ちゃん大丈夫！？」
『うん、大丈夫だよ。助けてくれてありがとう』
「っよかったぁぁぁ……」
憂太くんは私の掴まれた方の手を両手で包み込み、安堵している。
あ…良かった。いつもの憂太くんだ。
あんな目をしてるのは多分夏油戦以来だと思う。
「あと、急に彼氏とか言っちゃってごめんね」
『だ、大丈夫大丈夫！！ 驚いたけど、少し嬉しかっっっ！？』
おい待て私。今なんて言おうとした？？
冷静になれ天願結楽。
私が憂太くんに惚れるのも付き合うのもの解釈違いだろうが。
「結楽さん、大丈夫でしたか！？」
『あ、大丈夫だよ。心配してくれてありがとう』
「無事で良かったです…！ お兄ちゃんがもっと早く行動しないから……」
「イタイところつかないで…」
『いーよいーよ。五体満足で無事な訳だし！ 今の出来事を忘れるくらい楽しい東京観光しよっか』
「っはい！」
そして私達は妹ちゃんの東京観光案内を始めた。
私自身東京に上京したのは今年だけど、クソガキの悟に連れ回された経験と今じゃスマホがあるのでどうにかなる。
「あの、結楽さんに聞きたいことがあるんですけど…いいですか？」
『ん？』
現在都内にある公園にて。
憂太くんが席を外していると、妹ちゃんが話しかけてきた。
「…ぶっちゃけ、お兄ちゃんのことどう思ってますか？」
『エ“ッッ』
「妹として、兄の評価が聞きたいんです」
『そ、そう言われてもな……』
私から見ての憂太くんか……。
なんだろう、来世でゆたりかをひっそりと見守りたい。
あわよくば結婚式に呼ばれたいとかは本人の妹ちゃんに言えない……私が見てきた彼でいいか。
『…憂太くんは誰よりも遅く入学したけど、置いていかれないよう、認められるために努力して、誰よりも強くて、友達思いな愛に一途な男子かな』
「ふぅーん？？ だってよ、おにーちゃん」
『え？？？』
「…ぁ、その…」
『ほアッ！？』
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あばば - 迅さんがいるw (7月13日 22時) (
レス) @page3 id: 9c8d777ea9 (このIDを非表示/違反報告)
みにうむ(プロフ) - 最高です！迅さんの「俺のサイドエフェクトがそう言ってる」が出てきて予想外で吹きましたw (2022年7月18日 1時) (レス) @page3 id: 1186ce43aa (このIDを非表示/違反報告)
白瀬。(プロフ) - ひえぇ〜すっごく面白かったです！ (2022年3月5日 8時) (レス) id: 0db3fac11b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続き楽しみにしてます〜!!🥰 (2022年1月21日 20時) (レス) @page21 id: 9454327eef (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - もう最高です！乙骨くん推しにはたまりません笑 (2022年1月10日 16時) (レス) @page21 id: fe9aceab05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雄里
| 作成日時：2021年12月29日 2時
