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第参話*炭が三個 ページ3




俺達は縁側で話していると箱が揺れた。
すると禰豆子がとてとてと出てきたのだ。


炭「禰豆子!!」


『…この子は?』


炭「俺の妹の竈門禰豆子です」


『へえ……可愛いね』



禰豆子はとてとてと花山院さんの膝にポスッと座った。
あぁ禰豆子、可愛いよ!!(シスコン発動)
花山院さんと禰豆子を見ると親と娘みたいでまるで母さんを見ているようだ。


禰「フゴッ」


禰豆子は花山院さんに頭を撫でられて嬉しいようだ。
若しかすると、花山院さんを家族の中でお母さんと見ているのだろう。


すると…花山院さんは涙を流した。


炭「え!? どうされましたか!?」


『…なんでだろう、涙が込み上げてくるの』



花山院さんはギュッと禰豆子を抱き締めた。
そして禰豆子の肩に顔を埋めた。



『っ………』



俺達は花山院さんが泣き止むまで傍に居た。
泣いている間…花山院さんの光のない目の中に一瞬だけ、光が灯された気がした。


花山院は泣きやみ、俺の方に顔を向けた。


『炭治郎…君だっけ? また、此処に来てお話しようね』



花山院さんはその瞬間笑った。
笑った時、桜色の綺麗な髪が靡き、見惚れてしまった。



炭「……はい!」

第肆話*桜が舞う→←第弐話*炭が二個



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るる - ↓それな (8月9日 20時) (レス) @page19 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
ユーフォニアム吹きの少女 - ↓↓↓↓それわかる (2020年8月3日 10時) (レス) id: 4438656c34 (このIDを非表示/違反報告)
- お話もそうなんですけど、背景もとてもステキでした!!!!!!。 (2019年11月30日 15時) (レス) id: f1169e14c2 (このIDを非表示/違反報告)
孤爪林音 - 運命 (2019年11月10日 15時) (レス) id: 4b0806f6a3 (このIDを非表示/違反報告)
にゃ(プロフ) - 更新楽しみにしています!大好きな小説のひとつです! (2019年10月13日 14時) (レス) id: 2a13604db8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雄里 | 作成日時:2019年10月9日 23時

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