七話(番外編) ページ9
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天気にも恵まれ最高の日。
てなわけで私達は山口県に遊びに来た。
理由は山口県の別府弁天池や秋芳洞、錦帯橋等を二人で見たかったのは建前で……
三次元の中原中也は山口県出身(メタい)。
そして今日は中也の誕生日って事で私がコツコツ貯めてきたお金で旅行しに来たのだ。
私ってば偉い。
中「山口ってすげぇな」
『ねぇー………金貯めて此処に引っ越すか』
中「マジか?!」
『嘘だよ』
そう云うと隣で我が彼氏はギャンギャン騒ぐ。
矢張りまだ子供だな(18歳)
それからのーんびりと山口県を観光し満喫していた。
私が海に行こうと誘い手を引く。
今は夕暮れ時で海に夕日が映っていた。
中「にしても、なんで山口県に来たんだ?」
『…ノリで』
中「いや、ノリで来る莫迦が何処にいる」
『此処に居る!』
中「おい」
と、他愛のない会話をする。
今日は実に充実した日だった。
私は鞄から
『はい、中也』
中「んぁ? ンだコレ」
『誕生日おめでとう、中也』
中「!」
中也の顔を見る限り、どうやら誕生日と云う事を忘れていたようだ。
まあそれはそれで都合が善かったのだけれど。
『付き合って初めての贈呈品なんだから、大切に扱ってよね』
箱を開けるとそこには帽子に付けるようのチェーン。
私は中也が被っている帽子に似合いそうなものを探した結果、こうなったのだ。
中「………」
箱を開けるなり呆然としている中也。
贈呈品が良くなかったのだろうか、と思っているといきなり私の口に接吻をして来た。
『なっ』
この時の私の顔は真っ赤だっただろう。
中「すげェ嬉しい…ありがとな」
『……どういたしまして』
これが四年前の最初で最後の誕生日贈呈品。
そして現在………
中「俺が手前の事を惚れ直してやる」
『…やれるものならやってみろ』
これが現在の状況である。
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中也さんお誕生日おめでとう!
これからも推し続けます( ˇωˇ )
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Ylixe(プロフ) - 更新待ってます! (2021年8月24日 21時) (レス) id: e810b4e196 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 大丈夫か中原…。 (2020年6月10日 13時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 『お前』では無く『手前』と呼んで欲しかった。 (2020年6月10日 13時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 中也ちゃんが何か好きでねぇ。 (2020年6月10日 13時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 如何にもそうだよなァ。 (2020年6月10日 13時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雄里 | 作成日時:2019年4月23日 2時