１６９．勘違い ページ19
『……本当に聞くの〜……？』
｢じゃないとAちゃん納得できないでしょ〜？｣
若干びくびくしながらも、しっかりと自分の足で千空のいる場所まで来たけど
千空だけ…かと思ったら、丁度コハクが入っていくのが見えた
｢…どうする？｣
『…ちょっと聞いてみよ………』
壁…と言ってもいいか分からないうっすい布に耳を当てて静かにしていると、ボソボソとコハクと千空の会話が聞こえるけど……あんまりよく聞こえない
｢ちょいちょい、多分こっちの方が聞こえやすいかも｣
『そっち行く〜………』
ゲンに手招きされて、少し奥気味に入りもう一度耳を澄ますと、さっきより断然よく聞こえる
一体何話して……
[すまん千空…やはりまだ足りん………もう一度よいか？]
[あ"〜……机の上で転がっとけ]
ﾌﾞﾁｯ
『………怒った』
｢え？｣
『怒った』
｢Aちゃん？｣
なんか重い女みたいでやだけど…仮にも結婚を約束した恋人がいるのに……一日に２回？温厚な私も、怒る時あるんだからね〜……！！
『千空！！！それ以上やったらおこ……』
｢おぉAじゃないか！今千空に【まっさーじ】なるものをしてもらっているのだ！｣
『…』
｢腰痛てぇっつって乗り込んできたと思ったらこれだ
自分の体は自分で管理しやがれ｣
『……え？まっさーじ？』
｢ね、だから言ったでしょ、ぜ〜ったい千空ちゃんそんなことしないからって｣
｢あ"ぁ？なんの話してんだてめぇら｣
千空とコハクはわけが分からんって顔をしていて、多分私も随分と間抜けな顔をしてたんだと思う
ゲンと顔を合わせると、｢ほら｣と言われて、今日の朝の出来事を話した
『…朝、千空のとこ行ったら＿＿＿』
｢ッはははは！！なんだAてめぇそれで今日一日俺ん所来なかったのか！！｣
『わ、笑わないでよ……！！……ショックだったんだから』
｢す、すまないA……だが安心しろ！私は例え死んだとしても千空に恋心を抱くことはない！｣
｢そもそも俺はA以外に興味ねえから100億%有り得ねぇだろうが｣
…今、私以外に興味ないって断言した、断言した…！
私こんなに単純だったかな〜…千空の言葉一つ一つに踊らされてる気もしなくない
｢それで？今日一日妬いて寂しくしてたAさんはどうすんだ｣
『明日一日背中にくっついて離れないから〜』
｢作業が遅くなるからそれはやめろ｣
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (6月16日 0時) (
レス) @page32 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
街町市 - 続編おめでとうございます！めちゃくちゃ面白かったです！！！！！！ (2020年9月1日 21時) (レス) id: af87552866 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 羽京とゲンが保護者となりつつあるwww (2020年8月9日 13時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
猫田尋 - 続編おめでとうございます！言うの遅れてすんません！更新頑張って下さい！ (2020年5月9日 20時) (レス) id: b8b4fe567a (このIDを非表示/違反報告)
べーたでーた(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！気に入って頂けて嬉しいです！翡翠さんもお体にお気をつけてください(´ω｀) (2020年4月27日 23時) (レス) id: 812a14537b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べーたでーた | 作成日時：2020年4月24日 21時
