始まりはすき焼きだった。 ページ2
ふんふんふーんっ、今日はたくさく鬼狩りが出来たから、自分へのご褒美にすき焼きの具材買ってきちゃった!!
お姉ちゃんも喜んでくれるかな!
最近、お姉ちゃん疲れ気味だからな、この私特性のすき焼きで元気出してもらおう!
よしっ、カナヲちゃんも誘おう!!
カナヲちゃんも喜んでくれるかなっ!!
『ふんふんふーん、今日の夕飯はすき焼きだーっ』
ゴッ
『あぁああぁぁぁあああぁああぁあぁ((』
何、この痛み……!
あっ、これ記憶にある……!
この地味で最高級に痛いのって、机の角にぶつけたときだ!
この足の小指のとくに理由のない痛みを襲う……!
めっちゃズキズキするんだけど……!
誰だよ、ここに机なんか置いたやつは……。
炭治郎「……………」
『』
ん?
ん?
いや、見違えだよね?
まさか、机じゃなくて人が寝転んでるんなんてね。
じょーだんだよね?
炭治郎「……………」
『おぅ、……うん。これは人だね』
そして私の小指は男の子の頭に寄り添っていた。
くそっ、何額と小指でいちゃついてんのよ……!
まだ、私、そういう経験ないのに……!
『もう、こんなところで寝てると風邪引くよー』
私は男の子の肩を優しく叩いた。
でも起きる気配がない。
私は小指の恨みを果たすために彼の額をでこぴんしようとした。
『ちょっと、いい加減に……』
ボキィ
『あぁああぁぁぁあああぁああぁあぁ((』
10人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:骨の皮スネア | 作成日時:2021年6月27日 1時