検索窓
今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:74,491 hit

たんぽぽが7 ページ8

由「え、その子……」


私は善逸を地面に押し付けた。


善逸は見事に頭まで埋まったが気にしないでおこう。



『な、何かの見間違いじゃない?』


由「そ、そうなの……?いや、でも何か埋まってるけど……」


由は善逸の後頭部のたんぽぽを見つめた。


『何でもないから!じゃあ私帰るわ、じゃっ!』


私は善逸を引っ張り出して、秒速三十万kmで去っていった。








家に戻ると、善逸が私の肩を掴んできて睨み付けた。


善逸「頭割れたかと思った!頭割れたかと思った!」


善逸の全身は真っ赤に染め上がっていた。



『いや、トマトケチャップだよ。うん。善逸、駄目だろう?売り物のトマト潰しちゃ……』



善逸「俺はこの目で地面に押し付けられたのを見た!!」


ちっ。



『ごめん』


善逸「何で野生のたんぽぽに謝ってんだよ!?」


目を開けると、私は庭に咲いていた本物のたんぽぽに謝っていた。


『あ、いや。これはまじでごめん。素で間違えた』


どうりで善逸の背ぇ縮んだと思ったわけだ。





『ねぇ、善逸……一つどころか百ぐらい質問したいんだけど……』



珍しく私が真剣な顔をしたので、善逸は気を積めたような顔をした。




私はGoogl○を開いて【我妻善逸】と検索した。


やべぇ、たんぽぽがいっぱい咲いてる(白目)。

私はプロフィールを押して質問する。



『はいorいいえで答えて』


善逸「う、うん」



『クエスチョン1、貴方は竈門炭治郎と同期である』


善逸「はい」


『クエスチョン2、貴方はうなぎが好きである』


善逸「はい」


『クエスチョン3、貴方は肝心な時にしか役に立たない男である』


善逸「はい、え?」


『クエスチョン4、貴方の師匠は桑島慈悟郎で兄弟子は獪岳である』


善逸「はい」



やべぇよおぉおおおお、本物だよぉおおお!!




善逸「何、この質問?」


私は善逸の背中をそっと擦り、



『今まで頑張ったんだな』


そう言葉を掛けた。



善逸「いや、何が!?」

たんぽぽが8→←たんぽぽが6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (160 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
234人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

エナ(プロフ) - ゴリラとたんぽぽの恋愛も一味違って、イイね👍 (1月1日 22時) (レス) @page34 id: 5755aafd19 (このIDを非表示/違反報告)
ごんざれす - ごめんなさい笑不覚にも、「納豆ご飯の納豆がないみたい」ってとこにツボった笑 (5月14日 12時) (レス) @page29 id: f270d4d256 (このIDを非表示/違反報告)
骨の皮スネア(プロフ) - げんやんの細胞さん» こちらこそ、ここまでお読みいただきありがとうございます! (2020年11月22日 12時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)
げんやんの細胞 - 完結おめでとうございます!!最後までギャグ線と感動を掛け合わせていた感じが大好きでした...素敵な小説ありがとうございました!(o^^o) (2020年11月21日 19時) (レス) id: 413fb8b5dd (このIDを非表示/違反報告)
骨の皮スネア(プロフ) - げんやんの細胞さん» えへへへへ((嬉しいお言葉ありがとうございます!! (2020年11月20日 22時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:骨の皮スネア | 作成日時:2020年4月30日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。