たんぽぽが4 ページ5
お母さんが切った(砕いた)パイナップルを食べ終えると、私は善逸の服をまじまじと見た。
『ねぇ、その服……くっそ目立つから着替えて』
善逸「でも俺、着替えなんて持ってないよ!」
『んー、私の服入るかな……。ちょっと待ってて私の服持ってくる』
善逸は顔を歪ませた。
善逸「(え、Aの服って……センス悪い気がするんだけど……!)」
ちなみに今、私が着てる服は黄色のリアル過ぎるてんとう虫がごっちゃり描かれている気持ちの悪い服だよ。
一番のお気に入りで五十着持ってるよ!
『持ってきたよ!』
私は善逸の前に服を広げた。
善逸「うわぁ!気持ち悪い!!」
は?
これの何処が気持ち悪いんだよ……?
『確かにゴ○ブリって人類の敵ではあるけど……どの家にもいる家族と変わらないfamilyなんだよ!
そんなゴキちゃんのピンクバージョンだよ!!こんなの着ないと損だよ!!』
私は熱く語り出す。
善逸「せめて……羽織だけは羽織らせて……」
心が折れたように全身の力が抜けた善逸。
『それじゃあ、その服の良さが表れな……』
善逸「お願いしますぅううう!!」
私の言葉を遮って土下座された。
そんなにこの羽織が好きなのか……。
『分かった。じゃあこの服は洗濯しちゃうね』
善逸「(こんな服毎回見たら吐くしかないからなぁ……Aのセンスが分からない……これが令和の流行りなのかな)」※違います。
『それじゃあ着替えた事だし日用品買いに行こうか』
にっこりと私は笑うと善逸の顔が赤くなった気がした。
善逸「(顔は可愛いんだよなぁ、顔は)」
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エナ(プロフ) - ゴリラとたんぽぽの恋愛も一味違って、イイね👍 (1月1日 22時) (レス) @page34 id: 5755aafd19 (このIDを非表示/違反報告)
ごんざれす - ごめんなさい笑不覚にも、「納豆ご飯の納豆がないみたい」ってとこにツボった笑 (5月14日 12時) (レス) @page29 id: f270d4d256 (このIDを非表示/違反報告)
骨の皮スネア(プロフ) - げんやんの細胞さん» こちらこそ、ここまでお読みいただきありがとうございます! (2020年11月22日 12時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)
げんやんの細胞 - 完結おめでとうございます!!最後までギャグ線と感動を掛け合わせていた感じが大好きでした...素敵な小説ありがとうございました!(o^^o) (2020年11月21日 19時) (レス) id: 413fb8b5dd (このIDを非表示/違反報告)
骨の皮スネア(プロフ) - げんやんの細胞さん» えへへへへ((嬉しいお言葉ありがとうございます!! (2020年11月20日 22時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:骨の皮スネア | 作成日時:2020年4月30日 11時