炭治郎と64 ページ17
「あらあら、もうぐっすりね」
Aは帯の中でぐっすりと眠ってしまった。
『…………』
Aはある過去を見た。
忘れたい過去を……。
_____お前はもっと強くなるんだ、わざわざ強い女と結婚したんだから。
男はAの頬を叩く。
____やめてください!まだ、この子は5つですよ!子供に強さなんて求めても……!
男は「五月蝿い!」と言い、女を押す。
ゴンッ
鈍い音がした。
Aが目にしたのは、辺り一面に血が飛び交っていた。
そして、
『お母さん?』
返事のない母。
岩の紅い着色。
頭から流れる赤黒い血。
『……お母さん?』
何度も何度も繰り返し名を呼ぶ。
しかし、返事はないままだ。
____ふん、邪魔などするからだ。お前もアイツのようになりたくないのであれば言うことを聞け。
Aは恐怖で逃げ出した。
後ろから追ってくる男が、
ドンッ
『……いたっ、御免なさい……!』
そこには、
「…………追っ手がいるのか、助けてやろう」
そう白と赤の髪の男は笑った。
「私は【紅雪】、お前の名は?」
『……A』
そしてAは男の手を取った。
_______
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骨の皮スネア(プロフ) - アリィさん» 教えていただき、ありがとうございます!!直しました! (2020年1月27日 21時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)
アリィ(プロフ) - 堕姫の『姫』が鬼になってますよ! (2020年1月27日 21時) (レス) id: 70f76cfc4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:骨の皮スネア | 作成日時:2020年1月16日 19時