鬼神様は今日も喰らうPart2

64話 ページ19

炭治郎side

2週間後

炭治郎「よろしくお願いします!」

『よろしくねー!』

ﾌﾞｫﾝ

ﾋｭﾝｯ

桜と丸太の匂い、そして伊之助としのぶさんの匂いの位置からどこから丸太がくるかを予想しつつ桜に攻撃をあてる!


そして体を動かすときはわずかだが桜の言った通り風がふく!

『おおっ!?』

くそっ、あと少し！

いけるぞっ!

『(私の影から丸太が現れると炭治郎は後退するはず)ほいっ』

だが桜(A)の予想とは違う動きをする炭治郎

ｶﾞﾝｯ

ｸﾙｯ

『えっ？』

ﾍﾟｼｯ

桜(A)に炭治郎のおもちゃの刀が当てられる

しのぶ「そこまで!」

『(え、ええ!?そういう動きする!?)』

炭治郎「やったー!!!ついに桜に当てられた!」

桜(A)は未だに信じられないといった顔で炭治郎を見つめる

しのぶ「すごかったですよ」

伊之助「やるやつだぜぇ」

『まさか頭突きで丸太をかわしてくるとは思わなかったよー頭大丈夫？』

炭治郎「ああ!俺の頭は硬いからな!」

『すごいなー炭治郎！空気の流れもわかってきたみたいだしね!』

炭治郎「まだまだだよ、桜には敵わない。あれだけのハンデでやっと勝てたんだから」

『今は成長したことを喜ぼうよ！私から教えることはもうなにもないよっ』

炭治郎「そうだなっ、今まで付き合ってくれてありがとう桜!」

『………あとは実戦でいかそうね、またね』

スタスタと個室へと帰っていく桜

炭治郎「あ!でも桜！組手はどうするんだ？目と耳塞いでやるやつ!」


『あ、ああそういえばそうだったね。でも私もう少ししたらここを出なくちゃいけないから、時間きびしいかな。また蝶屋敷に来たときにでもいいかな…』


炭治郎「わかった!そのときはまたよろしく頼むよ!」

『うん』

ｽﾀｽﾀ

ﾊﾟﾀﾝ

桜、なんで暗い顔してたんだ？

あと最後だけいつもの桜の匂いじゃなくなってた。

なんていうか、怒りと悲しみが混じってたような…

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