116話 ページ20
エースたちが1度散り散りになって、私はヴィーに案内されてポムフィオーレ寮の私室まで行く。
……ここってヴィーの部屋？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢なに？シェーンハイトが？それでレイペアは承諾したと？｣
｢はい｣
｢僕は許可してないぞ｣
1人でディアソムニア寮へ帰ればマレウス様がムッとした様子で話しかけてきた。
前までマレウス様とA殿は目も合わせなかったのにどういう心境の変化だろう。
｢連れ戻してこい｣
｢は、はいっ｣
｢これマレウス！お主が自分で言ったんじゃろ？好きにしろと。それで本当に好きにしたら連れ戻すのは良くないと思うぞ？｣
｢……｣
好きにしろとは言ったが、他寮で合宿することまで許した覚えはないぞ。
……ヴァンルージュとレイペアは僕の臣下。
どちらもお前にはやらないからな、シェーンハイト。
｢良いことでは無いか。あやつが茨の谷で生きていく未来はもう無いに等しい。こうやって人間と仲良くなった方が良い｣
｢……｣
｢腑に落ちないという顔をしておるな｣
やれやれと首を振ってマレウスの髪を撫でてやる。
お主が大人になる番じゃぞ、我らが王よ。
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軽油の人(プロフ) - 深い水に足跡を。さん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。これからもご愛読いただけるよう頑張ります！ (5月16日 8時) (
レス) id: cb73de7f61 (このIDを非表示/違反報告)
深い水に足跡を。(プロフ) - ストーリーもイラストも大好きでいつも読ませていただいてます。応援してます！ (5月15日 21時) (レス) @page5 id: 35bc9d7cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：軽油の人 | 作成日時：2023年5月15日 11時
