100話 ページ5
全て測り終えた時ゆっくりドアが開く。
そこにはラスティカさんが立っていた。
「クロエ採寸は終わった？」
「うん！終わったよ！」
「Aもお疲れ様。2人ともお茶飲みますか？いれますよ」
「のむ！」
「のみます！」
「よかった、準備してくるから待っててね」
やったぁ！ラスティカさんのお茶とても美味しいから好きなのよね。
服をいつものラフなものに着替えて待っていればほわ、と美味しそうな香りが漂う。
「お待たせしました、今日のお茶はマスカットティーです」
「いい香りですね！焼き菓子も美味しそう」
「このクッキーは昼間に焼いてくれたものです。1枚いただきましたが、とても美味しかったですよ」
「ネロさんのお料理はいつも美味しいですから！」
もちろんラスティカさんのお茶もね！
「ねぇねぇ早く飲もうよ！冷めたら勿体ないよ！」
「そうね！ラスティカさん、いただきます！」
「いただきます！」
「はい、どうぞ」
お茶を1口のめばマスカットの爽やかな香りが広がる。私が入れるとどうしても渋くなっちゃうのよね。
また今度お茶の入れ方教わらないと！
「練習は順調ですか？」
「うっ…あまりダンスは得意ではなくて…」
「最初は誰でもそうですから焦らなくて大丈夫」
「はい……でも、どうして私なのでしょう？他にアーサー王子と踊りたい方はいると思うけど…」
「おや？知らないんですか？」
「えっ？」
知らないって何が…？
私急に抜擢されたから何も知らないけど…
「今回の舞踏会、もともとパートナーは決まっていたんです。それが西の国の第2王女アリア姫。ですが、心配性な保護者がうちのアーサーと魔法使い嫌いの姫君をパートナーにするなんて許さなかったそうで身分も気立ても申し分ないAに変えたのだと聞きましたよ。西の国の姫君をパートナーする年ですからAをパートナーに選んでも問題ありません」
「そ、そうだったんですか！？確かに前アリアがオズさんに失礼なこと言ってましたし…」
そういう事情だったのね！
これは西の国の姫として自国も背負っているということ。ますます失敗できないわ！
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灯油マン(プロフ) - るゆさん» ありがとうございます！早起きですね！4もありますよ！ (2021年12月5日 8時) (
レス) @page50 id: 3428c02407 (このIDを非表示/違反報告)
るゆ - 3終わりましたね……めっちゃやばかったです、過去編が楽しみすぎる。4が出るのを楽しみに待ってます！ (2021年12月5日 7時) (レス) @page50 id: 360678e429 (このIDを非表示/違反報告)
灯油マン(プロフ) - るゆさん» ありがとうございます！面白いと思い続けて貰えるように頑張ります！！ (2021年11月30日 12時) (レス) id: 3428c02407 (このIDを非表示/違反報告)
るゆ - 灯油マンさん» いえいえ！こちらこそ、語彙力がないので上手く感想を口にすることが出来ないんですけど、読んだら感想を言いたくなるお話なので… (2021年11月30日 5時) (レス) id: 360678e429 (このIDを非表示/違反報告)
灯油マン(プロフ) - るゆさん» お久しぶりです！！ありがとうございます。わたしもなかなか更新できてませんでしたので！いつも本当にありがとうございます。 (2021年11月29日 9時) (レス) @page2 id: 3428c02407 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯油マン | 作成日時：2021年8月1日 11時
